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暗澹   作者: IORI
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大事な物を捨てた人間

自分の気持ちをなにかに昇華したいと思いかきあげました。稚拙な文章ですが、読んでいただければ幸いです。このストーリーは実体験をもとにしていますが、名前や団体名はすべてフィクションです。

 まだ人の息の混ざっていない、清々しい朝の空気。葉は、まるで運動したかのようにびっしりと汗をかいていて、窓からは神々しい光が入り込んでくる。私はそれら全てに、いやこの社会すべてを、世界に嫌悪感を覚えている。この六畳一間、面積にすれば十平米をないこの世界からも私は逃げたい…

 

 昔は、早く大人になりたくてよくコーヒーを飲んでいたものでけれど、今となっては私の必需品となっている。今日もまた今日という一日ががやってきてその辛さをリセットしてくれる。まあ今も十六歳、高校一年なんて子供には変わりないのだけれど。電車に揺られ、むさくるしい車内で音楽という殻にとじこもることで自分を保っている。教室に着くと友人が挨拶をしてくる。「おはよう!」「おはよう 〇〇」「今日の一限現国の☓☓先生だぜー。めんどくねー」「〇〇が彼女作ったんだってー」そんな言葉を発する学友たちにすら苛立ちを覚えてしまう自分が嫌になる。仮面を被り、それら全てに全力で答える。もちろん笑顔を忘れずに。

 

 放課後になると、部活動が始まる。皆なにかに一生懸命になって奮闘する姿はかっこいいと思っていた時期もあったんだと思いだした。下駄箱で数人の人間がまた話しかけてきた。同じバスケ部だった先輩や同学年の仲間だった。その中には、私の親友で疎遠になっていた「東堂」と同じ一年のマネージャーの「柴崎」がいた。最初に「東堂」が「なにしている!」と眉間にしわを寄せながら言ってきた。続いてマネージャーである「柴崎」が話しかけてきた。「このままでいいの?」寂しそうに訴えかけるように話してきたので、私は無言で自分の持つ最大の力で走り出した。まあ先輩もいたので普通に取り押さえられたのだが、なんでこんなことになっているのには理由があった。私はある日を堺にすべてを捨てた。それまで付き合っていた友人も恋人も家族もすべて。





 


この話はこれからもつづけていく所存ですのでこれからもよろしくおねがいします。今回はわざわざ読んでいただき、ありがとうございました。

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