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ぼっちな僕と変態狂想曲  作者: ねこふーど
6/8

五話         純粋?

どうすればいいんだオレ!?

釘じゃなくても俺があいつの足に纏わり付けばいいか!!


「よしっ! 変態ジッとしていろよ!?」


「幼女以外に俺は興味がなぁい~

 ああ、幼女~。ロリロリにされるぅ~」


ステラまだ帰ってこねぇのかよ! ソルと澄川もどうしたんだ!?

クッソ俺あんなのに抱きつきたくないぞ!???

でも、足止めしろって言われたからな、よしっ! するしかないな!

「へぇんたぁいー!! 大人しく足止めされろおー!」


「く、来るなっ! 汚れる!! 

 クソッ、男は嫌だぁ! 撤退だっ!!!」


「あ、あれ? いなくなったぞ!!? 足止めしねーとダメなんだぞ!?

おいっ! 逃げるんじゃねぇー、俺に足止めさせろ!!!」


ステラ達まだなのかよ!? 逃げちまったぞ!?いいのか?

ああ!今頃来た、


「おせーぞ! もうあいつ逃げちまった、俺ちゃんと足止めしてたからな!?

 あと、ステラ変態にでも釘はダメだぞ!!?」


「な、何を言っているんだい? 釘? まったく意味が分からないよ、、、

 まぁ、被害にあった人がいないならそれでいいよ」


コイツ、何言ってるんだ? 話が通じてないぞ?

ステラ、お前が足止めしろって言ったんだろ、何がいいんだよ!?


「すみません。僕のせいで......」

 

「澄川、お前のせいだったのか!?」


「コイツ......話通じないから...気にしないでいいよ.......」


ソル! 話は通じるぞ!? なぜだ!?

お前ら前まで何やってたんだよ!?


-10分前-

「何をしているんだい?」

後ろ側から声が聞こえた。

あ、ああステラさんだ。僕、少し怖いから苦手なんだよな.......

「スデラ、どうじだの?」

ステラさんは少しため息をついた。

「どうして泣いているんだい......? 

 変態はナルが行ったから、心配しなくていいと思うよ。 

 来るのが遅いから来てみたものの......」

ナルって、なっちゃんの事かな?


泣き終わったのかソルくんが顔をあげた。

「ステラ.......ごめん迷惑掛けて。

ただ、嬉しくて泣いてただけだよ」

ステラさんは不思議そうな顔をした。

「嬉しくて泣いていたのかい?」

「うん、友達が出来たんだ.....」

微笑みながらソルくんは言った。

「それはよかったじゃないか。

 澄川さんだったけ? よろしく頼むよ」

「あ、はい!」

なんだ、怖い人だと思ったけど意外といい人?

「ナルが足止めしててくれてるから、

早く行こうじゃないか」

 


 

随分と走ったな.......

「この辺だった気がするんだけれども.....」

ステラさんがあたりを見回しながら言った。


「あれ.....じゃない......?」

ソルくんはそう言って指をさした。

その先にはぐるぐると頭を回して何かを探している

なっちゃんがいた。 

なっちゃんはこちらに気がつくと途端に大声で喋りだした。


「おせーぞ! もうあいつ逃げちまった、俺ちゃんと足止めしてたからな!?

 あと、ステラ変態にでも釘はダメだぞ!!?」


な、何の話をしているんだろう? 僕とソルくんが居なかった時の話かな?


「な、何を言っているんだい? 釘? まったく意味が分からないよ、、、

 まぁ、被害にあった人がいないならそれでいいよ」


あれ? ステラさんも何の話か分からないんだ.....

なんか、話がかみ合ってないような気がする。

そもそも、こうなったのは遅れた僕のせいだ。

謝らないと、

「すみません。僕のせいで......」

すると、なっちゃんは目を見開いて口を開いた。

 

「澄川、お前のせいだったのか!?」


「コイツ......話通じないから、気にしないでいいよ」

そう、ソルくんが言った。


そ、そうなんだ。純粋なのかな......?


「まぁ、もう変態はいないのだから、

 もう、戻ろうじゃないか」

そうステラさんは言ってサッサと歩きはじめた。



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