第二章「ラグナロク開戦」
この小説のゼウスフォールはJZA(全日本ゼウスフォール協会)の公式ルールに則って行われます。
1オリンポス2人でオリンポスを組み、3オリンポスでラグナロク*を行います。
サタン*となった選手がグングニルをドロップして気付かれずに1周してジャッジメント*すると1アース*となり、サタン続行です。
ジャッジメントされた選手はエデン*行きとなり、ラグナロクから一時除外となります。
また、ドロップされたグングニルにいち早く気付き、以前のサタンが1周する前にジャッジメントすることで、1アース獲得することも可能です。
ラグナロクは45分を3セット行い、アースの多いオリンポスの二ケ*となります。
ラグナロク…試合
サタン…鬼
ジャッジメント…タッチ
アース…点
エデン…なんか真ん中にいくやつ
二ケ…勝利
県大会の会場につくと、人だかりが出来ていた。
騒がしいし何が起きているんだ?
「ねぇ神王、亮!
あれ優勝候補の聖ファリスティア学園の溝口兄弟じゃない!」
「誰だそいつら?つえーの?」
「小田…お前なにも知らないんだな…。」
「溝口・オーウェン・フィリップ・零士と
溝口・アンダーソン・ルーデンベルグ・英士。
通称『溝口兄弟』だよ!」
「へえ。」
よく見ると周りの人だかりはほとんど女子。
くそ気に食わねえな。
「おれたちは第一ラグナロクなんだしあんなのほっといて早く準備しようぜ。」
「おい佳乃いくぞ。」
「やばい溝口兄弟カッコイイ〜!!」
「見ましたか?英士。
あれが今もっともゼウスの神霊者に近い男、小田神王君ですよ。」
「はん。あんなヘナチョコがゼウスとはねえ。笑わせるなよ。」
「彼らとはもブロックも違いますし、ヴァルハラ*で当たることになるでしょうね。」
「だといいんだがな。」
よし!
まずは第一ラグナロクからだ!
絢里学園と梅田西商業高校をぶっ潰して第二ラグナロクに進むぜ!
「ポロポロポロ〜ン」
ラグナロク開戦を告げるハープが鳴り響いた!!!
サタンは三好スタート。
巧みなドロップフェイクを交えつつ、メロスをする。
「へっ!こんなもんか梅工!見せてやるよ絢里のエースの力!」
「見せてやれよ藤井!お前のポセイドン!!!!」
!!!!!!!
絢里の藤井という男はポセイドンを出現させた。
なんて神々しいんだ。
果てしない海の力を感じる。
だが、特に意味は無い。
「気ィ抜いてんじゃねえよ。
ジャッジメント!!!!!!!」
「なっ……!いつの間に!!」
三好はポセイドンを出した藤井をジャッジメントした。
1アースGETだ!
「てめぇがポセイドンで盛り上がってる時グングニルをドロップさせてもらった。わりいがエデン行きだ。」
「空気読めや!
おい水野!梅工のやつらをギャフンと言わしてやれよ。」
「ふん。おれはお前みたいなドジはしないぜ?
現れよ!アヌビス!!!」
なに!絢里にもう1人神霊者がいたなんて!
だが、あまり意味は無い。
「ジャッジメント!!!!!!」
「なんだと!?!?」
三好はアヌビスの神霊者をジャッジメントした。
絢里はゴミだな。
「クックックッ。梅工さんよ、絢里なんざ相手にしてちゃだめだぜ。」
「おれら梅商とも遊んでくれよ。
なあ?トール!!!!」
梅商のやつがトールを出現させやがった!
特に意味は無い。
「ふん。そろそろ本気を出すか。
覚悟しろよ梅商!!!
こい!ペルセウス!!!!」
三好はペルセウスを出現させた!!
意味は無い。
いや、あいつペルセウス出現させると同時にさり気なくグングニルをドロップしやがった!
策士だなさすが三好だぜ!
「ふへへっ!グングニルの感触!!」
三好の野郎早々にバレやがった!!
「まずい!!」
「逃がさねえよペルセウス!!!!」
「急げ三好!!!!!!!」
「ジャッジメントォォオオオ!!!」
三好がジャッジメントされた!
まあ、そんなこんなで第一ラグナロク二ケ。
第二も第三も二ケし、ヴァルハラまで進んだ!!!
緊張するぜ!!!!!
夢見坂は愛の神エロスの神霊者です。
ヴァルハラ…決勝戦