表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
双子の奇跡  作者: 哀歌/あいか
3/8

3話

「ふぅ.......」


「落ち着いたか?」


「........」


落ち着いてはいるし、もう大丈夫なんだけど、疲れすぎて、声を出すのが億劫だ。


「.....大丈夫そうだな。じゃ、このままで学園のこと話そうか。かずは、どのくらいこの学園のことを知ってる?」


しっかりと抱きしめられながら、直也兄に聞かれた。えっ〜と。


「....全寮制なとこ、鍵は生徒手帳ならぬ生徒カードで、学園内の買い物は、カードについてるバーコードをスキャンしなきゃできないこと....」


結構知ってるな、驚かれたが、それしか知らないのでなんとも言えない。でも...


「....性欲発散方法が、男同士のまぐわいってこと。」


「け、けっこうよく知ってるな....まぁ、それだけ知ってれば、大丈夫かなぁ?後はこの学園の地理と、寮と、生徒会と、風紀会だな。」


そう言いながら、机の上にあった紙の束をとって、手渡された。よ〜く見てみると、この学園のパンフレットで、それを見ながら説明された。

寮は、1号と2号がある。1号は4階まで、2号は5階まであり、それぞれが2階と4階で繋がってるらしい。2号の5階は、1号の4階に繋がってはいるらしいが、専用のカードがないと行けないらしい。


「なんで?」


「5階は、生徒会、風紀会と特待生の階だからな。5階へ行くにはカードが必要になる。理由は、彼らはよく狙われるからだ。」


特待生が狙われるならまだわかる。頭がいいから、やっかみの対象にでもなるんだろうけど。


「生徒会と風紀会はなんで狙われるの?」


「生徒会は、人をまとめる能力が必要だ。学園の代表だからな。だがまぁ、そうゆう奴は大抵、顔のいい奴なんだ。風紀会も人をまとめる能力が必要だけど、風紀を取り締まるために体力が必要になる。そう言う奴も大抵、顔のいいやつだ。それか怖いやつ。.....特待生は何故狙われるかわかるか?」


なんとなくわかったので、頷いておく。


「そうか。あ、今の話でわかったと思うが、かずは5階だからな。特待生だから。これがカードだ。......セキュリティーの暗証番号は覚えてるか? 何かを買うのに必要になる。」


「ん、分かった。直也兄、外ね、先輩まってる。」


「先輩?.....迎えに行かせた副会長か?」


「そう。」


ドアのそばでまっているはずだ。


「そうか、じゃあ寮まで案内してもらえ。 あ、自炊するならコンビニまで行けよ。小さいが、食品コーナーがあるから。ないものは頼んでおけば、翌日には届くから。」


「わかった。ありがと。またね、バイバイ。」


「ああ、またな。今度は遊びにおいで。」


先輩、まだまってるかな。








更新するたびに長くなってくような....(苦笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ