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保育士、虐待観察にっき。  作者: みょんたま
武田ゆみ先生の場合。

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プロローグ。狙われるのは、未満児と発達障害のある園児。

「はい!5回数えたら泣き止むよぉっ!! 1、2、3、4、5!」


 カウントと一緒に、ぱしんぱしんと音が聞こえる。


「キャン!ぎゃあ!ぎゃ!あ!ぎゃ!ぎゃあ!ぎゃあああああ!!!」


「泣き止めいうたやろがっ」


「きゃああああ!!!」


 牛乳パックでできた壁の裏。

 給食の時間。

 ゆり組の教室で、こどもの泣き声が響く。


 寒い冬の出来事だった。

 社会人になってから保育士の資格を取ってから働き始めた私は、初日の給食時間に衝撃を受けた。


 子どもが、殴られている…?


 私は27人分の給食を、一人で必死によそいながら、声が聞こえる方を見る。


 「な、なぐ、殴った!殴った!」


 女の子の声が聞こえる。


 「殴ってへんやんか〜!あんたにカウントしてあげただけ!!」

 

 

 味噌汁をよそう。

 入れる。

 渡す。

 

 「前見て歩いてね」

 

 声かけをする。


 味噌汁をよそう。

 入れる。

 渡す。

 


 ぱしん!!


 「ぎゃああああ!!!」

 「うるっさい!お友達が静かにご飯食べれません!!」


 初めての現場。

 初めての教室。


 私は、頭の中が、大混乱だった。

 






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