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第七話エリエルさんが入口を見つけるために地面に穴を開けてくれることになったので、任せることにしたんだけど……とてつもなく、本当に心配!!

 第七話エリエルさんが入口を見つけるために地面に穴を開けてくれることになったので、任せることにしたんだけど……とてつもなく、本当に心配!!



 私が心配そうにエリエルさんを見ているとエリエルさんは嬉々として私に発明品について語ってきた。

「安心してよ今回の『嬉し恥ずかしボマ〜君』は火薬量にも気をつけたしリミッターも付けたから!!(まあそのリミッターがあったとしても出力はいつもの半分ぐらいかなって感じだから…………ギリギリなんとかなるでしょ)しかもこのボマー君には感情を読み取る力も搭載しててね、なんと感情の強さに影響してパワーアップするんだよ!! すごいでしょ自らリミッターぶっ壊しちゃうかもね、あははは」

 そして私悟った「あぁこれ入口無事じゃすまないな」とだって感情の強さに影響するんでしょ……今の私の周りにいるのって興奮してるエルーカにそのエルーカを応援し続けているジーノに好きな生き物について語り出してるシャミアでしょ……この三人の感情の影響を受ければ、まあ確実にリミッターとやらは壊れるだろうね。

 でもやっぱり背に腹はかえられない

「お願いしますエリエルさん!!」

 エリエルさんは意気揚々と

「出番だよ、嬉し恥ずかしボマー君起動!! ポチッとな……ワクワクワクワク」

 するとボマー君が私の予想通りの反応を示した。

「感情吸収ゲージが最大となりましたので出力リミッターを解除し、最大出力モードで十秒以内に付近の爆破を開始いたします」

 ほらやっぱりね……風魔法準備しててよかった

「みんな私の周りに集まって今から風魔法で天高くぶっ飛ばすから!!」

 みんなに聞こえてるといいんだけどな私の声。

 私の声が聞こえたのか、エルーカたちが寄ってきたのはいいんだけど……

「早くエリエルさんも私のとこ来てくださいよ!!」

 エリエルさんはワクワクしたまま動かなかった……このままじゃ爆発に巻き込まれると思った私は、お掃除魔法の『掃除機モード範囲指定』でエリエルさんが私に近づくぐらいに威力を調節して使った。

「ちょちょちょちょ待ってってルカ!! もう少しでわかるの!! 私なら大丈夫だから!! いつも失敗してる私が何も用意してないと思う!? 思わないでしょだから……この子の最期を見届ける義務があるの!!」

 そう言ったエリエルさんは自らの周囲に障壁を出した

 そのすぐ私は間に合わないと思いつつ風魔法で自分とエルーカとシャミアとジーノを雲のあたりまで飛んだ。

 その後すぐ爆発が起こり、辺り一面は消し飛んだ。

 ……誰も巻き込まれてなければ良いんだけど。

 私がそう思っていると下から知らない女性がエリエルさんを怒っていた。

 声はあまり聞こえなかったけど降りていると徐々に聞こえてきた内容は……怒っているのも納得できるものだった。

「不審な物を持って叫びながら走り回っている人間がいるから対処してくれと依頼されて来てみれば……またあなたですかエリエルさん!! これで何回目ですか? ほんと懲りないですね。爆発の範囲内にいた生き物は全て私が防御魔法で守ったからよかったものの…………あなた冒険者課の職員たちからなんて言われてるか知ってますか? 異端の探求者(エレティコスシェルシェール)……」

「異端の探求者(エレティコスシェルシェール)……いいねそれ"狂学者エリエル"ってやつよりかっこいいじゃん!! 次からそれ名乗ろうかな…………で何回も来てくれてるみたいだけどさ君だれ?」

 すると……まあさらにその人は怒って

「この会話何回目よ!! もういい冒険者課に連れてくから……"執行の言霊"を使う。エリエルを中央冒険者課の特務機関に連行する!!」と叫ぶとエリエルさんは虚な表情に変わり「はい」といい動き始めた。

 そしてその人とエリエルさんの二人はどこかへ向かった。

 エリエルさんが開けてくれた穴の中をみて入口の扉は壊れてるけどアドラスフィアにそのまま入れると私は思ったので

「ねえエルーカ、ジーノ、シャミアこのままアドラスフィアに入ろうよ!!」

 と言ったはいいものの……エルーカが鼻息を荒くして私にくっついたままだから離れさせないと!!

「エルーカさすがにもう離れて!! ちょっとジーノ、シャミア協力してくれない?」

 するとシャミアが私の耳元で囁いた

「ねえルカいい方法があるよ。それはね……」

 シャミアが提案した良い方法とは

「エルーカもうそろそろ離れないと私エルーカのこと嫌いになるよ、いいの?」

 とエルーカにいうというものだった。

 ちなみにこうかはばつぐんだった。

 エルーカは「分かった分かった離れるから嫌わないで……ね? お願いだから」

 シャミアは親指をぐっとあげて笑みを浮かべていた。

 私もぐっと返した。

 その後私はエルーカに安心してもらうための言葉を伝えた。

「……私がエルーカのこと嫌いになるわけないでしょ……何回助けてもらったと思ってるの? 鬱陶しいって思うことはあっても嫌いにはならない……エルーカのことはずっと好きだよ」

 するとエルーカは安心したように笑った。

 ジーノも私の好きという言葉に続いて言葉を伝えた。

「私もエルーカ先輩のこと好きですよ!! だ〜いすきですからね!!」

 エルーカは「ありがとう」と言った後、私たちは迷宮神殿アルドスフィアに入った。


読んでいただきありがとうございます!!

更新はできるときにしますね

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