第十一話旅をさせてもらうために母さんたちに頼んだよ!!
第十一話旅をさせてもらうために母さんたちに頼んだよ!!
依頼を達成した私たちは迷宮神殿アドラスフィアから帰還し冒険者課に報告を終えた。
そして私たちは四人で旅をするべく親たちに了承を得ることにした。
「母さんたちが話がしたいみたいだからちょっとルカも来て」
「うん、分かった」
私とエルーカは母さんたちがいるリビングに移動した。
トントン
「二人ともまずは座って」
私たちが座るとスミカ母さんが普段と違い威圧的に口を開いた。
「四人で旅がしたいってエルーカから聞いたけど二人とも本気?」
「ほっ、本気だよスミカ母さん!!」
私が叫びながら言うと即答で断られた。
「二人とも、たとえ本気だとしてもそんな簡単に旅に行かせられない。旅に行きたいなら最低でも二人の冒険者ランクをCにしなさい」
「なっ、なん……んん」
「ルカそれ以上は言っちゃだめ。ランクをCにすれば旅をさせてくれるんですねスミカ母さん」
「ちゃんとランクをCにすればね」
「分かりました。行くよルカ」
エルーカは私を連れて部屋を後にした。
「今更なんだけどエルーカ……ルミエル母さんはなんで口を塞がれてたの?」
「ルミエル母さんは私たちに甘いからね。それでスミカ母さんが口出しされないようにしたんじゃない?」
「やりすぎじゃないかな? まあスミカ母さんには断られちゃったけど、Cランクにすれば旅をさせてくれるって言ってくれたし頑張ろっかエルーカ」
「そうだねルカ」
「どうしたのエルーカ?」
「……なんでもないから大丈夫だよ」
その後私とエルーカは自室に戻った。
エルーカの異変については晩御飯を食べた後に分かった。
だって声が丸聞こえだったんだもん。
「せっかくルカと旅が出来ると思ったのにぃぃ、スミカ母さんの馬鹿ぁぁぁぁ!!」
コンコン
「エルーカ全部丸聞こえなんだけど」
「うるさくしてごめんルカ」
「嬉しいと思ったけどなぁ、エルーカが私と同じ気持ちでさ。断られちゃったけどスミカ母さんのことだしランクさえ上げれば旅させてくれるよ」
なでなで
「そうだよねルカ…………ってこれじゃあどっちが姉か分かんないんだけど」
「そう言ってなでられて嬉しいんでしょ。いつもお世話になってるんだからたまにはいいでしょ……お姉ちゃん」
「たまにじゃなくて毎日がいい!!」
「それは嫌だ」
「いいじゃん」
そして場面はルミエルとスミカに切り替わる
「だから二人は大丈夫だって言ったでしょスミカ」
「キツく言い過ぎたかと思ったんだけどよかった。そもそもエルが旅に行かせるなら最低Bランク以上とか言い出したのがいけないんでしょ!!」
「だって二人と会えないのは耐えられないんだもん!!」
「エルにはそろそろ子離れしてもらおうと思ったから妥協点としてCランクにしたんだよ分かってる?」
「こんな可愛い子たちから離れるなんて無理なんだもん!!」
「あの子達が可愛いのは認めるけど、可愛い子には旅をさせよって言うでしょ」
「だとしても嫌なの」
「イチャイチャしてるところ悪いが二人ともエリエルたちから話があるそうだ」
私たちはミドラ族長経由で魔龍教のことを聞いた。
もし私たちがいない時に魔龍教の人たちにエルーカたちが襲われたらと考えたら
「エルーカたちに自衛の手段を教えよう」
さすがの子離れ出来ない私でも子供を守ることに繋がるなら特訓でも旅でもさせる。
「だとしてもやっぱり旅をさせるならある程度の経験を積ませてからがいいな」
そして場面はルカたちに戻る
読んでいただきありがとうございます!!
更新は出来る時にしますね




