⑮部屋で女と情事に及ぶ飛田と話し合う河原
⑮部屋で女と情事に及ぶ飛田と話し合う河原
・S1飛田の家 (夕方)
遺体の処理をしている飛田と河原、するとチャイムが鳴る
慌てる河原、警察が来たと思った河原
河原『飛田さん、俺、もう、』
バタバタとしてカメラを動かし動揺する河原、カット変える
飛田『バカ、』
飛田、覗き穴で確認する
飛田『あっ、ちょっと待って』
飛田『お前片付けろって』
河原『はい、』
慌てる河原、机にカメラを置く、以後定点での撮影
飛田『ごめん今日、もうひとり居て』
女性『あぁ、そう』
女性が部屋に入ってくる
女性『シャワー浴びていい?』
河原『シャワーは壊れてるっていうか』
飛田『・・・』
女性『あ、今日、使ってんの?』
飛田『・・・』
女性『別に気にしないけど、、、帰れって事?』
飛田『良いよ、良いよ、』
カメラの画角に入り上着を脱ぎ始める二人、すべては脱がない
・S2飛田の家 (夕方)
飛田は女と情事を行っいながら河原に話しかける、服を着ている
飛田『おまえさぁ、なんか、やりたいこととかあんの?欲しいものとかさぁ』
河原『、、、特にないです』
飛田『ああそう、』
河原『、、、』
飛田『芋洗になってどうすんの?』
河原『えっと、芋洗になったらっていうか、記事になったら、もちろん、記事にして良いところとか考えますけど、飛田さんのバンドの記事とか音源とか世の中に出せたら、めっちゃ凄いっていうか、』
飛田『そんなん凄くねぇよ』
河原『いや、めっちゃ凄いんすよ、上司とかも凄いって言ってますし、僕が芋洗いになる価値はあるって思うんで』
飛田『その上司とか君らからしたら凄いのかもしれんけど、俺が居なくても俺的な奴っていう枠を他の誰かがやるだけだから、別に凄くないんだよね』
河原『、、、そうかもしれませんけど、僕らにとってはやっぱり凄いんで、、、』
飛田『お前自身はなんかやりたいこととかあんの?ほしいもんとか』
河原『、、、まー、今は、だから、仕事頑張るってことなんすかね、まぁ、それぐらいしか出来ることもないんで』
飛田『それ本気で言ってんのか?』
河原『本気っていうか、そうですね、、、』
飛田『だとしたら、お前は俺等を見下しているよ』
河原『はぁ、、、すいません』
・S3飛田の家 (夕方から夜)
インタビューのようなアングルで女性を撮っているカットに変わる
飛田がシャワーを浴びている音が聞こえる
女性はカメラに一瞥し、
女性『やる?』
河原『あ、いいです』
・S4飛田の家 (夕方OR夜)
飛田が風呂場から出てくる、
女性『じゃ、帰るから』
河原『あ、すいません、僕も今日は帰ります』
飛田『いや、お前は残れよ』
河原『え、僕すか?』河原はそうは言いながらも女性と一緒に帰ろうとする
飛田『だかっらちょっと待ってよ』
飛田、全裸で河原を呼び止めようとしている、情けなく、滑稽である
女性『なんかめんどくさくなってるから帰った方がいいよ』
女性はドアノブを開く、
河原『そうっすね、帰ります』
玄関は狭いので一人ずつしか出られない
飛田『だから待ってって、おまえ』
飛田、河原に襲い掛かる
河原『うああ、』
河原、抵抗するが飛田に抑え込まれる
飛田『くそ』
河原『助けて』
女性、笑っている、女性はそのまま家から出ていく