第60話 第肆章~第伍章のまとめ
今回の第60話は第肆章~第伍章のまとめ。
2021/10/01(金)第陸章→第伍章に変更。
第肆章~第伍章のまとめ。主に作中の固有名詞について紹介。
【登場人物】
・ネメシス・ダムド・ディアヴォロス:
[称号]:魁帝、賢帝、魔王
[種族]:マンティコアノイド
好戦的な性格の武闘家。
思念体のみ表世界の日本へ転移し、
いじめに悩んで自殺しようとしていた、
十歳にも満たない少年と契約し、憑依していた。
「Νεμεσις」というギリシャ語は、
元来は「義憤」の意であるが、よく「復讐」と間違えられる。
彼は、黒に限りなく近い焦げ茶色の鬣をしており、
浅黒い皮膚は筋肉隆々で、貫禄はあるが、決して太ってはいない。
寧ろ、痩身にして長身。頭上に【牛骨の冠】を戴き、
【ワン公の腕甲】を装着し、【鮫肌水着】を着ている姿は、
風変わりで異様だが、王者の威厳ともいうべき、威圧感を醸し出している。
叛逆者であったノワール般若を留学生として派遣し、
常井学長が好敵手視している存在で、
堀田少年が憧れる程の凄い筋肉をした武闘家。
・タナトス・ハデス・ディアヴォロス:
[称号]:デス叔父さん、死神兄弟
[種族]:マンティコアノイド、活力吸鬼
先代公爵の弟で、ネメシス・ダムドとは同年齢の双子の叔父。
「Θανατος」は、ギリシャ語で「死の神」を意味する。
・タルタロス・アビス・ディアヴォロス:
[称号]:ヘル叔父さん、死神兄弟
[種族]:マンティコアノイド、活力吸鬼
先代公爵の弟で、ネメシス・ダムドとは同年齢の双子の叔父。
「Ταρταρος」は、ギリシャ語で「奈落の神」を意味する。
・ドンザ・ウルス:
[称号]:四天王、玖球帝国都市探索協会本部長
[種族]:恐竜人間
恐竜人間の青年。
「ドンザ」が名字というか、称号みたいなもので、
「ウルス」が名前に相当するという。
食堂【丼次郎】の経営をしている。
・キャプテン・イグアナ:
[称号]:枢機卿
[種族]:蜥蜴人間
努力教の総本山であるイグアナス教会の枢機卿。
どちらかといえば、コモドオオトカゲに近い顔をした、
緑色のイグアナ型の肥え太った蜥蜴人間。
・先帝:
[称号]:六王、陸王
[種族]:偶蹄族
キリンから進化した魔族の魔人で、
自らも四ツ足の「麒麟」に騎乗して戦う、
騎士出身の戦士であった。
・先代ディアヴォロス公爵:
[称号]:公爵
[種族]:マンティコアノイド
先帝と決勝戦を闘ったマンティコアノイド。
・チュー兵衛:
[種族]:齧歯族
齧歯族の剣豪。
・ケヴィン:
[称号]:警備員
[種族]:牛頭、ミノタウロス
ネメシス・ダムドとは、幼少の頃から交流があり、
自警団として、彼と小隊を組んでいた構成員の一人。
・ボルゾ・イぞい:
[称号]:将軍、四天王
[種族]:狗族、人面犬
犬面人とでも形容すべき魔人だが、獣形態として、
四足歩行の魔獣になることも出来て、その姿は不断とは逆に、【人面犬】である。
・スサノオ・ニーチェ:
[称号]:四天王
[種族]:鳥人族、朱雀鳳凰
玖球帝国の南方の島々を治める領主であり、
空軍の幹部でもある、「朱雀」と「鳳凰」の合体種、【朱雀鳳凰】種の鳥人。
・ケイカ:
[称号]:決闘士
[種族]:猫又
猫又の決闘士。
黒猫が後ろ足二本で直立歩行し、その黄色い両眼は、
まるで般若の仮面とでも形容すべき形相である。
玖球帝の暗殺未遂により、
書類上は処刑されたことになったが、電気首輪を装着され、
「ノワール般若」と改名し、玖球帝国から、
荒脛巾皇国へ留学生として選ばれる。
・鬼裂
道化師の様な【瀬戸】の領主。
既に半分精霊と化している。
――――――――――――――――――――――――――――――
【魔道具】
・妖狐の仮面:
九尾の火狐戦でドロップした防具。装備時、火力が上昇する。
・読心の宝珠:
技能の鑑定にも使う。但し、無闇矢鱈に使えば、
相手の心を読むことになるため、思想の自由を侵害しかねない。
また、相手の心の闇に呑み込まれることさえある。
使われた側だけでなく、使用者にも危険があるため、
使用については、極めて厳重な管理の下、行われる。
・熟練度上昇薬:
常井氏が開発した緑のフラスコに入ったサイケデリックな液体。
熟練度が上昇し、技能が覚醒するかもしれない。
・斧鎌:
活力吸鬼の武器である、
斧と鎌を足して2で割ったような武器。
・妖刀【骨無双】
相手の骨を木っ端微塵にする妖刀。
・牛骨の冠:
[所有者]:ケヴィン→ネメシス・ダムド
牛骨にオリハルコン、ミスリル、ヒヒイロカネ、
アダマンタイト等を鍍金塗装して、補強したもの。
・闘犬の刀劍:
[所有者]:ボルゾ・イぞい
伝家の宝刀。
・ワン公の腕甲:
[所有者]:ボルゾ・イぞい→ネメシス・ダムド
・廻転鋸:
[所有者]:ドンザ・ウルス
八方手裏剣のようにも、血滴子のようにも見える暗器。
・電動鎖鋸:
[所有者]:先帝→ネメシス・ダムド
先帝が自ら埋めたという聖剣。
自分が雷属性の魔力を流している間のみ起動する。
・鮫肌水着:
[所有者]:ネメシス・ダムド
乱流境界層の性質を利用した、競泳用水着。
水中での機動力が上昇する。
・電気首輪:
[所有者]:ネメシス・ダムド
ケイカ、ノワール般若に装着中。
刻印術により、雷属性の魔力が付与されていて、
所有者の手元にあるリモコンの釦を押すと、
装着の首輪に高圧電流が印加される仕組みになっている。
また、無理に外そうとすれば、毒属性の魔力が付与された、
マンティコアノイド製の毒針が貴様らの喉を貫くようになっている。
さらに、カメラとスピーカーが内蔵されており、
逃亡しようとしても、すぐに分かるという。
――――――――――――――――――――――――――――――
【魔素生命体の分類】
・魔物:人語を理解できない
・魔族:人語を理解できる
・魔獣:四足歩行
・魔人:二足歩行
・マンティコア:
[魔獣][※魔族][※魔物]
四足歩行なので【魔獣】に分類される。
獅子の体に、蝙蝠の翼と蠍の尾。
ギリシャ語で「人喰い」を意味する「Μαντιχωρας」に由来する。
マンティコア自体の知能は一般的には低いが、
稀に知能の高い個体には人語を解するものがいる。
※上記の分類だと、通常種は【魔物】、希少種は【魔族】となる。
・マンティコアノイド:
[魔人][魔族]
マンティコアから進化した魔族の獣人。
竜や龍がいないこの世界で生態系の頂点に立つため、
別名【龍無き世界を統べる者】とも呼ばれている。
・活力吸鬼:
「自分たちに出来ないことは、お前にも出来ない。」と言って、
個人の活力を奪う略奪者。己の信念を持たず、同調圧力に迎合する。
・恐竜人間:
「トロオドン」という肉食恐竜から進化した魔人。
・エリマキトカゲ:努力教の教徒。
・偶蹄族:「偶蹄類」とか「偶蹄目」と呼ばれる動物及び、
それに酷似した収斂進化を遂げた魔獣と、
それらの魔獣から進化した魔人により構成される。
・麒麟:キリンはウシの仲間。
オカピはキリンの仲間だが、キリンのように首が長くはない。
キリンと四霊の「麒麟」は同一視される、神聖な動物であり、
奇蹄族の一角獣と対の関係にある。
四霊の「麒麟」もやはり首が長くはない。
・奇蹄族:主にウマ科、サイ科、バク科の3系統。
・一角獣:ウマ科ではなく、サイ科の古生物である、
「エラスモテリウム」に近い。
・齧歯族:「エピガウルス」という古生物から進化した鼠の獣人。
カピバラや、ビーバーを二足歩行にした様な魔人であり、
地下に生息し、ドリルやレーザー、火炎放射器などを製造している種族である。
・牛鬼、牛頭、牛魔王、Μινωταυρος:
ウシから進化した魔族の魔人。
・狗族:犬面人とでも形容すべき魔人。
実は、獣形態として、
四足歩行の魔獣になることも出来て、
その姿は不断とは逆に、「人面犬」である。
「狗族」と「猫族」は、祖先を辿れば、共に「ミアキス」に至る。
・朱雀鳳凰:鳥人族。「朱雀」と「鳳凰」の合体種。
「朱雀」は、赤い羽を持ち、「火」を司る。
「鳳凰」は、緑の羽を持ち、「風」を司る。
そして、両者の合体種である、「朱雀鳳凰」種は、
赤と緑の2対4枚の翼を持ち、それが進化した魔人は、
鳥頭の天使のような外見をしている。
・悪魔:西洋から亡命し、造物主がこの裏世界を創造した際に
裏世界の創造に関与した、
「サタン」:元「サタナエル」、
「ルシファー」:元「ルシフェル」
「ベルゼブブ」:元「バアル・ゼブル」
と呼ばれる3柱の堕天使。
・猫族:猫科の動物から進化した純粋な獣人。
【悪魔】の末裔と混交した混血である、
【魔族】や【魔人】と異なり、一般的に魔素検知能力は
決して高くはなく、武器合成や技能などを
重視した、ある意味、誇り高き純血種。
――――――――――――――――――――――――――――――
【技能】
・パウリ効果:
無機知性体に対し、所有者の知力に比例した損傷を与える。
・渾沌昇華:
絶大なる魔力の殆どを筋力の増強に注ぎ込む。
紫と黄色の魔力色をした炎が、まるで床屋のサインポールの如く、
二重螺旋を描きながら上昇していく。
・鎧袖一触:
紫炎を纏った不死鳥が飛翔し、急降下する。
有象無象は、その風圧だけで、弾き飛ばされる。
・一気呵成:乱打。
ドグシャ!ボコボコボコ!バキッ!
バシク、バシカラ、バシク、バシカリ、バシ!
バシキ、バシカル、バシケレ、バシカレ!
・犬から狗へ:
獣形態に変身する。
・赤と緑のキョウエン:
複数の魔力色を同時に顕現させる技。
赤と緑の炎が、まるで床屋のサインポールの如く、
二重螺旋を描きながら上昇していく。必殺技は、
紅炎を纏った不死鳥が、笑いながら体当たりする、
「アタック・オブ・フィナーレ」と、
まるで舞踏を踊るかのような、
赤い羽と緑の羽が乱舞する「究極形態」。
・シシ切断:
聖剣、電動鎖鋸を使い、両手両足を切断する。
・夢幻泡影:
「衝突判定:無効」。肉体の濃度が一瞬で薄くなり、透過してすり抜ける。
・死者の聲:
死者の聲を聞いて混乱する。
こうなった~のは、お~前のせいだ。こうなった~のは、お~前のせいだ。
こうなった~のは、お~前のせいだ。こうなった~のは、お~前のせいだ。
ど~してくれる~?!ど~してくれる~?!ど~してくれる~?!
ど~してく・れ・る~う↑ ~?!
・百鬼夜行:
【死靈術】によって蘇らせ、型紙から召喚する。
・二重魔軸:
「渾沌昇華」や「赤と緑のキョウエン」の様に、
複数の魔力色を同時に顕現させる技。魔力操作を極めれば、
複数色の魔力色を軸として組み合わせることが出来ることが
可能となる合体種の十八番。
――――――――――――――――――――――――――――――
【掛詞】
玖球帝国内での伝統とされる、「洒落」。
・「ぼ~け~が~」:「呆け」と「傍系」
・「フダンの努力」:「普段」と「不断」
・「赤と緑のキョウエン」:「共演」と「饗宴」
・「カイテンの時間だァ」:「廻転」と「開店」
・「儂がセイケンをとったからには~」:「聖剣」と「政権」
・「シシ切断」:「獅子」と「四肢」
――――――――――――――――――――――――――――――
【用語集】
・魔導科学:
錬金術から派生した、魔素という素粒子がある世界版の科学。
└武器合成:雛形となる武器、或いは、防具の作成。
└刻印術:作成された武器、或いは、防具に魔術の術式を刻む。
異世界小説に登場する「付与魔法」みたいなもので、
表の世界の日本における、プログラミングの概念に近い。
魔漆の樹液が、魔力に反応する性質を利用し、
3Dプリンターに似た、巨大な機械で、魔漆の樹液を固め、
魔力を操作するための魔術の術式として、物体に刻み、造形を行う。
・評議会:
玖球帝国の統治者を選ぶ。
トーナメント方式で行われる武闘会を開き、
その優勝者が、聖剣を引き抜くことが出来れば、
新たな玖球帝国の頂点となる。
・反知性主義者:
元々は、「反・知性主義」で、知識層への反発が原義だったのだが、
最近は、「反知性・主義」で、知性そのものへの反発になっている。
・努力教:
「自分に出来たのだから、お前にも出来るだろう。」
と言って、自分達の基準を強要してくる連中。
・イグアナス教会:努力教の総本山
・ニライカナイ:
玖球帝国の首都。
琉球の概念で、海底にある『異世界』を意味する。
・瀬戸:
表の世界の日本では、「四国」に相当する領地。
裏の世界の日本では、【荒脛巾皇国】の
領土の一部だが、独立意識が強く、従属国に近い自治領という雰囲気がある。
表の世界の日本とも共通する特徴としては、水軍が強い。
エジプト神話における戦争の神『セト』にも通じるものがあり、
荒脛巾皇国の大皇を
『オシリス』に準えた時、瀬戸の地の領主はその弟である、
という意味と、兄『オシリス』が弟の『セト』に謀殺されたように、
いつでもその座を狙っているぞ、という意味も込められているとかいないとか。
・死靈術:
陰陽術の中でも、禁術級の術。
・精霊化:
無機知性体と契約することにより、
生来与えられし寿命を超過しても存在し続けること。
荒脛巾皇国の大皇が2600歳以上、
ブルクドルフ氏が150歳近く、生きている理由でもある。
精霊化した存在は、同様に精霊化した存在でなければ、斃せない。
斃せなくても、魂に損傷を負わせることは出来る。
――――――――――――――――――――――――――――――
【その他】
郡山青年の所持金に関して。第42話より、再掲。
現在の残高は、金貨32枚、銀貨41枚、銅貨1枚。
蝦夷共和国編で、通貨のやり取りが
発生するかはまだ分からないけれど、一応、念の為。
次回から新章突入。第陸章は、蝦夷共和国編の続き。
十年前、好敵手だった二人が、異界で再会する一方で、
黒幕も動き出す・・・。本格的な公開は9月以降予定。




