表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

わかり得ない

ハンリョの隣にジイヤを埋めるとそこに小さな樹の芽を植えた。

ハンリョと同じ樹。

いつか2つは寄り添い、次第に1つの樹になるだろう。


シサイがそれに水をかける。


この樹はいつか大きくなり、伐られる。そしてそれを分け合い、新しい道具を作るのだ。

ありがとうございました、と口にするまでもなく、誰もが本気で感謝した。


そして皆、自分の家に帰る。

一度その樹に背を向けたら振り返らずに家まで帰る。そういうルールだ、と口にするまでもなく、誰もが絶対にそうしてきた。


私をかんだと言う人は少なくはない。しかし私はかんではなく、オミである。私も時に憎しみを持ち、望んだ相手を助けられないことがある。

しかし、善くあろうとせず、くあろうとせず、私らしくあれば、"ある"のだ。 


それ以上のことは私にはわからない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ