080.恵理改造!(五)
男もしくは誰かとエッチな事をすればどうなるか? それは生物や保健体育の授業でなんとなく知っていたし、他の同級生などから聞いたことはあった。でも理恵はあまり関心があるとはいえない生徒だった。これは格好つけているわけでもなく、なんとなくそんな気分になれなかったからだ。だから自分が性的興奮というものを感じることなんか想像していなかった。
彼女の身体の下腹部。排泄器官と生殖器官のなかに生物の触手みたいなものが入り込んだことで。私は興奮していた。それは疑似的なアレをしているような刺激を与えていた。だが実際は触手のようなモノの先にあるナノマシーンによって細胞レベルでロボット娘の機ぐるみを着用できるように融合していた!
「ただいま、排尿管と外部排出ラインが結合しました。子宮内に装着具が展開しました・・・」
そんな聞くだけで嫌になってしまうメッセージが目の前を流れていた。そのあいだ、わたしは気絶することも出来ない状態にされていた。全てはモニタニングの名のもとに!
「恵理ちゃん。もう少し手下準備できますからね。あとは素敵なドレスに着替えましょうね」
人を馬鹿にしたような綾先生の声を受け取った。そのとき身体はこの時ロボット娘の内臓に変化していた。そしてついに形成されてしまった、機ぐるみを着るために改造された体内処理の終わった素体が!




