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072.機械子宮(五)

 恵理は出来るのなら他のクラスメイトにこの事を知らせないといけないと思った。このままでは機械と融合させられてしまうから、この町から逃げてと。でもそれは出来るはずないことだった。


 すでに恵理の身体は機械子宮に閉じ込められていた。その時は改造方法についてシステムが最終シミレーションを行っていた。


 「いったい・・・いつ始まるのですか?」


 この中に閉じ込めれてというもの、恵理の時間の概念は消失に近い状態だった。全身ハダカでお腹は空いているし出れないし・・・出れるのなら早くどうにかしてもらいたいと思うようになっていた。それが人間でなくなっていたとしても・・・もう受け入れるしかないってことなの?


 「うーん、あと三十分ぐらいかな? あなたは新型ロボット娘前量産型1号機だからね。あなたが成功すれば次は本格的な量産型計画がスタートするから慎重なのよ!」


 私は、前量産型1号機? 栄誉なのか実験体なのか分からない言われ方だった。にしても、本当にクラスメイトもロボットにするつもりらしかった。


 「そうですか・・・」


 私はまた居眠りすることにした。全ての服を脱がされ、マネキン状態になって気持ち良かったからだ。なんか胎児に戻ったかのような気分ってこういうシチュエーションなのかもしれなかった。

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