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071.機械子宮(四)

 恵理は自分はたいした能力なんかない女といわれ、少し頭に来たけど言われてもしかたないとも思った。学校の成績、たぶん中の中。運動能力、平凡。容姿、極端にひどくはないけど良くもない。総合的な女子力、たいしたことな・・・・しかたないなあと。


 「フツーの女だというのは認めますけど、本当になんであたいなんですか、研究員七号さん」


 恵理はそんな自分が、真っ先に改造素体に選ばれたのか不思議に思った。頭がいいのであれな白濱さんだし、体力があるのなら里中さんが、他にも素体になりそうなのはいるはずなのにと。


 「それはねえ、あなたのクラスの女子生徒は既に全員改造素体に作為的に選ばれているわけなの。これは新学期にクラス替えをした時から決まっていたのよ」


 確かに学年の誰もが、いまの学年は不自然なクラス替えという指摘はあった。恵理がいる二年三組の女子比率が他のクラスよりも異様に高かったのだ。男女比が明らかに異常だと。


 「でも、うちのクラスの女子って目立つようなのいませんけど?」


 「それはね、ロボ娘に改造しやすいのを選んでいるのよ。中にはチャレンジャーなのもいるけどね。あなたの次のターゲットも決まっているわよ」


 「そうなんですか・・・」


 どうやら、クラスの女子はほぼ全員がロボ娘にされる運命のようだというようだ。いったいなんの目的なの? それがこの世の中になんの役に立つんだというのだろうか?

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