065.髪の毛は・・・
髪の毛は女の命、というのに髪の毛は無くなっていた恵理は大きくショックを受けていた。髪の毛にかわってあるのは頭皮のスベスベとした手触りだけだった! ハダカにされた次がはげにするとは・・・同意もなしに、なんで全部無くすことは無いのに! 男子生徒だったら頭を丸めてやり直してこい! ということも有るかもしれないけど、自分は女なのよ、おんなのこよ! そう心で叫んでいた。
「なんで、こんなことをするのですか!」
ハダカではげにされた恵理は怒りをぶつけたいと思ったけど、相手の研究員七号の姿は分からなかった。
「決まっているんじゃないのよ、あなたロボット娘の素体なんだから! 素体に選抜されたんだから処理しただけよ、命令で!」
研究員七号はそう断言したけど、さっきから彼女の姿は見ていなかった。
「命令? でもなんで髪の毛までも?」
「ロボットの内臓に髪の毛は邪魔なだけで不要ということよ! ついでにいうと全身脱毛してあげているからね」
その言葉を聞いて私はもしやと思って、私の下腹部を触ってみた。手の感触が確認したのは、そこもつるっとしていたことであった。
「なんで、そこまで? 恥ずかしいわよ、こんなんじゃあ!」
「恥ずかしい? そこって誰も彼にも見せるもんじゃないよね、他の人に! ロボット娘になるのに邪魔なだけよ! 人間らしいものなんて、機械の内臓になったら見れないよ」
恵理は研究員七号の言葉を聞いて気持ちが暗くなっていった。こんな身体じゃ、家に帰れないわ・・・




