58/173
058.挿入
恵理の意識はあるが時間と空間の感覚がマヒしていた。その時自分が何者なのかすらわからなかった。今にして思えば、その時がフツーの少女だった最後の時だったというわけだ。振動を感じていたとき、どこかに移動しているのしか分からなかった。その振動が終わり身体の姿勢が変えられた。
しばらく、彼女はボーとしていたら目の前にあるのを見て驚いた。それが機関銃の銃身を連想するような形状をした機械だったから!
「!!!!!!」
視線を逸らそうとしためど、眼球しか動かせないので限度があった。するとその機械が作動し始めた。それを真っすぐ顔へと向けてきた。
「お目覚めかしら金城さん? そうだ、これからは恵理ちゃんと言おうね。 これからあなたをフォーマット化してあげるからね」
その声は綾先生だった。それにしても相変わらず意味の分からない事をいうものである。病院の先生だって措置する前に、もう少し丁寧に説明してくれるものだ、事前に!その機械からウズラの卵ぐらいのものがアームの先にぶら下がったのが伸びてきた! そして鼻の穴から奥へと挿入していったのだ。身体は動かせなくても激しい痛みの感覚が全身の神経を興奮状態にしていた。




