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056.金縛り!

 恵理は得体のしれない真っ黒な工作員の手を振り払おうと激しく抵抗した。


 「先生! やめてください! こんな人間の姿をしていない者になりたくないです! このまま警察署に置いておいてください! まだマシですわ!」


 暴れる両手両足は工作員にがっちり掴まれていた。その手は少し弾力があるような固いようなものだった。およそ人間のものでない非人道的な感触だった。すると綾先生は恵理の顎に手をかけた。その手は人間の温もりある感触だったけど、その中身は冷酷なものを宿しているのを直感した。


 「人間の姿をしていないものになりたくない? そういうけど、あなたの顔って何処にでもいるその他大勢の女子高生じゃないのよ! そんな平凡な存在から生まれ変われるのよ! 素敵と思わない、人間を捨て機械のようになるのは。あなたならきっと素晴らしい素材になるわよ。

 でも暴れていたら折角の素材も傷物になるのも困るわ。ちょっと大人しくさせなさい!」


 そういうと、片方の工作員の腕から私の顔になにかの気体が噴出した。その気体をかかされた私は意識があるまま身動きがとれなくなった。まるで金縛りにあったかのように。


 「ごめんね、命令だから。でもすぐに分かるわよ。この機ぐるみに包まれることが素晴しい事だと」


 片方の工作員がそう言葉を発した。その顔の真ん中にあるレンズのようなものに何かが光るに気付いた。

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