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053.綾先生!

 恵理が連れてこられたのは組織がラボと呼ぶところだった。でも、そこは市内にあるのは間違いなかったが、見当もつかなかった。恵理はこれからどうなるのだろうか不安になった。どうやら私を改造しようとしているようであった。


 恵理は拘束具ごと連れていかれた。途中通った通路はコンクリートパネルがはめ込まれただけの刹風景なところだった。後で知った事だがここは町の郊外にある廃坑になった鉱山の中に作られた施設だった。そして市の中心部から直接地下でアクセスできるようになっていた。


 ともかく、恵理は少し諦め気味だった。でも、母のような姿になるのは想像出来るけど新型ってなんなのよと思っていた。そう思っていると大きな鉄扉の前まできた。そこまで恵理を連れてきたのは作業服を着たどこにでもいるような男だったが、夏だというのにマスクをしているのは不気味だった。


 その鉄扉は核シェルターみたいに強固なつくりをしていたが、男がカードをかざしてパネルを操作すると扉の一部が開き、そこから中に入った。その中は奥行きも天井も高い空間だった。そして中には様々な機械が置かれていて、数多くのカプセルが並んでいた。そのカプセルの中にはロボットが置かれていた!


 「どお、金城恵理さん? この中のひとつとあなたに融合してもらうわね。今日の適合試験は思っていた以上にマッチしていたからね。善は急げという事で来てもらったわ。でも、ちょっと逃げなくても良かったんじゃないのよ! 手が焼ける生徒だね」


 その声は綾先生だった。なぜ高校の担任がここにいるんだろうか?

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