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049.機ぐるみを着せないで!

 恵理は一刻も早く逃げなければならないとおもっていた。ここにいたら母のようにロボットの姿にされてしまう! いくら鋼夜叉に憧れているといってもロボットの内臓にされたらたまらないから! それでタイミングを見計らって逃げる事にした。でもいったいどこに? 


 「そうそう、恵理。鈴木さんもこの計画に協力しているのよ。私が着ているこの機ぐるみの部品のいくつかを作ってもらったのよ」


 そういうことは翔太の家に行くのも出来ない、ではどこに行こうか? 取りあえず駅に行ってどこか遠くに行くしかないかな? 東京に行った姉の所にでも。そう思って恵理はスマホと財布を持って家を飛び出して行った。家にいたら母と同じように機械に閉じ込められてしまう、そんなのいやだ! 機ぐるみを着せないで! その一心で駆け出していった。


 駅までは途方もない距離のように感じながら走っていった。なんで、母はあんな姿になったんだろうか? そもそも人間をロボットにする計画なんて正気の沙汰じゃないわよ、そんなの何の意味があるんだろう

? そう思いながら恵理は疾走していった。しかし駅前まで行ったところでそれは無駄な事だと思い知らされた。


 その時、午後九時前で人通りが途切れるのはいつもの事であるはずなのに、駅前にはロボットが何体もウロウロしていたのだ! 電車でどこかに行くのは出来なかった!

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