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045.組織って何だ?

 恵理は半ば強制されて、今のロボット娘姿になったと言ったが、違和感があった。昨日の課外授業では、ネオ・ニムロッドの被験者を募っていたから、自由意志ではなかったはずでは? いったい彼女に何があったというのだ?


「金城さん、どうしたんだよ?」


「それはね、私たちの仲間になれば、分かるよ。でも今はあんまり教えられないわ。自由に話はできない設定なのよ。こうして話している声は人工のものだから、こう話したいと思っても検閲が入るのよシステムの!

 でも話せる事はあるわよ、あたいも鈴木君の御両親も組織にいるってことよ。だから今の姿にされたのよ。最初は嫌だったけど、いまは気持ちいいわ。まあ、洗脳された結果だけどね」

 

「洗脳? なんだよ、そんな事する組織ってなんだ?」


 そこまで恵理がいったところで、周りの大人たちに。ひきはなされた。僕も拉致されると思ったが、そのまま開放された。それはすでに僕もいつの間にか改造され監視対象になっていたからだ。


 家に戻ると両親はまだいなかった。でも、食事は用意されていた。その食事は電子レンジで温めて食べなさいというメモと一緒に一枚の記録メディアディスクが置かれていた。そのディスクに添えられたメモには再生は一度しかできない、再生が終わったら直ちに劣化してしまうと書かれていた。


 そして、こんな一文が書かれていた。 ”これまで起きた事。これから起きる事。” そう書かれていた。どうやらこれは恵理をロボットのようにした組織からのモノのようであった。だから僕は再生してみることにした。

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