041.妄想
目の前にいるロボット娘の「内臓」が理恵自身! そんな妄想に入っていた僕は結構イヤラシイン想像をしていた。外骨格の下に理恵がスッポンポンでいるんだ!
どういった事情なのかしらないけど、朝シャンかなにかをして湯上りの彼女はロボットに見える衣装を着たんだと。
その時の想像はこんなものだった。もっとも理恵は話をするだけの知り合いで、ハダカを見るような関係じゃなかったけど。
ロボットの衣装、それを着ぐるみといったり、機械を着るんだから機ぐるみともいうらしいけど、それはともかく、そういった衣装を目の前にした理恵はウキウキした表情をしていた。彼女はつま先から着用し始めた。そしてみるみるロボット姿になった。
白い肌は鉄か樹脂かなんかの固い外骨格に覆われ、少し膨らみかかった胸の上はドームのような固いブラジャーに覆われていった。そして最後にマスクを被ってロボ娘理恵が誕生した!
それをニヤニヤし妄想していたら、前に先生が立ちすくんでいた。何上の空になってニヤニヤしているんだ! と注意された。僕は少し恥ずかしい思いをした。
それにしても恵理はなぜあの姿になったのだろう? 鋼夜叉をプレイしていたのだから興味はあったはずだが、いきなりロボットのようになるというのは飛躍しすぎなのではないかと。




