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037.疑惑

 彼女の姿は生徒たちが課外授業と称して見せられたネオ・ニムロッドと違っていた。またキャラメルママのVRゲーム機の仮想現実に登場する戦闘マシーンとも違っていたし、ガイノイド店員とも違っていた。誰も見た事のない機体だった。


 「えー、まあ金城さんですが、いろいろと事情がありまして、最初の被験者になってもらいました。どうしてかという理由については、徐々にお知らせいたしますが、まあ受け入れてくださいね彼女を。クラスメイトとして。今後も希望者がいたら被験者になってもらいます。それについては別個で説明します」


 綾先生の説明は要領を得ない訳が分からないものだった。被験者だの受け入れてだのだ。そもそも、なんで彼女がロボットのようになったのかの説明はなかった。だから教室内は少し騒然となった。


 「先生! 恵理・・・いや金城さんが、なぜ被験者にされたのですか? 説明してください!」


 里中が教壇前まで近寄ってきて、直接綾先生と対峙した。他にも同調しようとしたものもいたけど、丁度その時チャイムがなった。すると綾先生は質問に応じずそのまま退室した。それはまるで説明責任を放棄したかのようだった。そのため、里中らは恵理に近寄っていったが、その時教室内に一限目の授業を担当する現代文の教師が入って来たので、全員が強制的に着席させられた。クラスメイトの疑惑を払拭させないままに。

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