表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/173

029.XB002改

いまから一週間前と同じように僕は里中とキャラメルママの中にいた。そして「鋼夜叉」の前にいた。聞いた話ではこの町の郊外にある唯一のショッピングモールにも「鋼夜叉」が複数設置されたといい、連日大勢の利用者がいるという。そのせいか、こちらの方は利用希望者は少ないようだった。


 「おこしいただきありがとうございます」


 そう声をかけてきたのはガイノイドⅩB002改だった。この機体だけが店内にいるだけのようだった。


 「なんか嫌だなあ、あんなロボットだらけになるなんて考えたら、虫酸が走るぜ」


 里中は嫌悪感を持って話した。もしこれが人間だったら注意しないといけないかもしれないが、相手が機械だったらしかたないかもしれない。でも気になっていたことがあった。この店にいたはずの人間の店員の梅ちゃんだ。


 彼女は顔は年相応だったがスタイルは若い娘のようだった。その梅ちゃんとXB002改が重なって見えたのだ。ボディラインがである。もしかすると梅ちゃんが機ぐるみを着ているのではないかと想像してのだ。


 「すいません」


 「なんでしょうか?」


 僕はXB002改に声をかけ呼び止めた。正面から見ると梅ちゃんがよくとる様なポーズをしていた。


 「実は、あなたの内臓って梅ちゃんじゃないですか?」


 その問いかけにXB002改の動きはフリーズしてしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ