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028.不安

 帰り道、僕はある違和感に気付いた。


 「そういえば、里中さん」


 「はあ?」


 「僕に君から話するなんていままでなかったよね」


 「そういえば・・・なかったよな。そもそも、あんたにあたいが話かけるなんて・・・なんでかな?」


 里中と僕が口を聞く事なんか、必要以上にしたことなかった。なぜ、彼女は話しかけたんだろう?


 「そうだね、ほら金城さんが一週間学校に来ていないだろ。それから変な事ばっか起きているような気がするんだ。なんだか、この町にロボットの姿が増えたような気がするし」


 七月の最初の頃、この小さな町にロボットは「キャラメルママ」の一体だけだったのが、気が付けば町の所々にいたのだ。そして今日は学校にまでやってきて、ロボットの中は人間だったとばらしたのだ。しかも生徒に勧誘しているのだ。


 「あんたも気付いていたんだ! そうよ、あたい不安に思っていたんだよ! 恵理が学校に来なくなった理由を先公達は何も説明しないし、それに関連性があるんじゃないかと思っていたんだよ。あんた恵理の事を何か知っている?」


 「別に・・・そういえば、一週間前に恵理が鋼夜叉をした後、うちの前まで来てうちの親に挨拶してから見ていないな。あったとすれば、そのあとだろうけど・・・」


 僕は恵理の事が心配になってきた。

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