104.本部へ(九)
「おかしくなったわけではないわよ。あなたは我々のネットワークに接続させてもらったわ。そのために設定させてもらったのよ」
「誰ですか、そんなことをしたのは?」
「そこにいる彼女よ、金城恵理さん。今は汎用女性型外骨格試作機11号機ともいうけど」
「恵理が設定した? どういうこと?」
メアリーの言葉によれば、ネットワークの設定をしたのはロボット娘にされた恵理だという!
「それはね、彼女に説明してもらうわ。その方が納得するでしょ!」
普通の高校生の恵理が設定した? 半信半疑だったが聞いてみる事にした。いくらなんでも普通は出来ないだろとおもったから。もっともロボットのような姿をしているが。
「恵理、その設定とやらって君がしたのいうのか?」
するとメアリーの時と同じように恵理の言葉が頭に直接入って来た。
「そうよ翔太。こうやって直接意識と会話できるようにしたのよ、あたいは!」
「直接意識に? それってテレパシーみたいなものなの?」
「そんな超能力じゃないわよ。ちゃんと科学技術によるものよ! あなたの大脳皮質にインターフェイスというインプラントが埋め込まれているのよ。そのインプラントが意識、簡単に言えば思考を読み取ってネットワークに接続しているのよ。要はコンピューターネットワークに組み入れたわけなのよ」
翔太は自分が改造されている事を自覚した。




