『英雄の目覚め、回り始める運命の歯車』
第一話 『英雄の目覚め』
少女達は走る。
英雄が眠ると言われる土地へ、少女は願う英雄の存在は嘘ではないことを。
コルボ「ニーナ様先へ早く!」
ニーナ「でも!」
コルボ「早く英雄のもとへ!」
そこへ遺跡を守るガーディアンが迫る。
その巨体からは想像もできないスピードで、
コルボ「くそっ!なんとしてもここで食い止めるぞ!」
ギル・カルロス「「了解っ!」」
ニーナと呼ばれた少女は振り返らず走り続ける。
後ろから聞こえるのは銃声とガーディアンの機械音のみ。
そして少女はたどり着く英雄の眠る扉へ。
扉を開き中には入るとそこには
朽ち果てた研究所のような施設、そしてその真ん中に黒いその姿を照らし銀髪の話に聞く英雄の姿を確認した。
ニーナ「これがこの人が黒き伝説の英雄【ネグル】」
ニーナは近づくが何かの力バリアのようなものに弾かれてしまう。
ニーナ「きゃあっ!?これはバリア!?これじゃあ…いえ何か手があるはず」
ニーナは彼を入れているカプセルの近くに何かのパネルを見つける。
ニーナ「これは制御装置?コントロールパネルね、これならこのバリアをはずして彼を目覚めさせられるかもしれない。」
突如扉が破壊される。
コルボ「くそっ!まだだまだ終わってない!」
この部屋に入ってきたのは先程のガーディアンとコルボと言われた機械生命体、見た目は完全に人のような姿を模したロボットであるため、
壊された部位からは見た目の人間差とは真逆の機械が見える。
左手は吹き飛び、扉に叩きつけられたあと扉ごと彼を殺そうとしたガーディアンの体当たりによって彼の顔の半分は壊れてしまい中身の機械が見えてしまう。
ニーナ「ごめんなさい、もう少し耐えて!あと少しなの!」
セキュリティを解除して英雄は目覚めるその瞬間、
ガーディアンの目から発せられたビームによってコルボはまっぷたつにされてしまう。
だが目覚めたネグルは目の前の敵を死んだコルボの銃を使い迎撃を始める。
だが全く効かないことで苦戦を強いられる。
ニーナ「頭よ!頭が弱点!」
少女の言葉を聞きネグルは銃を頭に狙いを定める。
だが体は覚えていた、恐らくこの距離では決定打にならないことを
ネグル(懐に飛び込んで頭に零距離で放てば倒せるはずだ)
次の瞬間ネグルは敵の懐に入り込みガーディアンの三メートルもある身長と同じ高さになるようにジャンプし頭に零距離で全弾を発射する。
するとガーディアンは自信の重さと頭にあった電子回路をやられたせいで自壊する。
ニーナ「すごいあのガーディアンがこんなあっさり」
ネグル「…」
ニーナ「あなたが伝説の英雄ネグルなの?」
ネグル「ネグル…それが俺の名前なのか?」
ネグル「すまないなにも覚えていないんだ」
ニーナ「いいえあなたは伝説の英雄ネグルよ黒いボディと銀色の髪がその証拠」
ネグル「…そうか」
ニーナ「さぁまずはここを出て私達の基地、レジスタンスベースに行きましょう」
少女は足早に進んでいくがネグルはそれを止める
ネグル「俺が先に行く、ここを出ればいいんだろ」
ニーナ「え、えぇこの先をまっすぐいけば出れるわ」
ネグル「なら行こう」
ネグルは道案内をされながら目的地である場所にきたがそこには出口はなかった。
ニーナ「あれ?ここに確か出口があったはずなのに」
ネグル「…」
ニーナ「おかしいわね…!?」
突如ニーナの足元が崩れ落下していくニーナ。
ネグル「!」
ネグルはすぐさま後をおい彼女の腕を掴み
お姫様抱っこをしつつ地面に着地する。
ネグル「…無事か?」
ニーナ「…え?えぇ、あ…ありがとう、この先に私達の基地に行くためのサーバーがあるはずよ行きましょう」
ネグル「…あぁ」
ネグル達は進むがそこは瓦礫の山で塞がっていた
ニーナ「これ以上先には行けないわ、でも困ったわこの先がサーバーなのに…」
ネグル「…!離れろ!」
ニーナ「え?…きゃあっ!?」
突如瓦礫を破壊して腕が延びてきニーナを掴み奥の部屋に連れ去られる。
ネグル「…くっ」
ネグルは後をおうそこには先程のガーディアンの親玉のような物がいた
ガーディアンカピタノと呼ばれる。ロボットだ。
先程のガーディアンより更に一回り大きい5いや6メートルくらいの大きさの巨体だ。
先程と同じ要領で頭に攻撃をするが全く効いている気配がない。
だが次の瞬間
???「ネグル!これを使って!」
謎の声が聞こえた瞬間どこからともなく
七つの神器のひとつナハトセイバーが渡される。
黒い柄に銀色の刀身のエネルギー刃が出る。
持った瞬間体が戦いかたを覚えてるように剣を振るう。
ネグル「…なんだ…この使いやすさは…」
ネグル「まぁいい…叩き斬る!」
次の瞬間ネグルは6メートルもあるガーディアンの頭上まで飛びその剣でまっぷたつに切り裂く。
そして爆発からニーナを守るためニーナにすぐさま駆けつけ彼女に覆い被さる。
人間である。彼女が爆風に耐えられないのは、
記憶を失ってもわかることである。
爆風が収まり辺りはガーディアンの残骸と静けさが残る。
ニーナ「ありがとう…二度も命を救われたわこの先にサーバーがあるわ、それで一度私達の元に来て」
ネグル「…わかった」
名前「ネグル」
別名「黒き英雄」
身長160㎝体重50キロ
過去に起きた事件を解決した伝説の英雄、
のちに対立戦争で暴走した、白き破壊神により
人類の80%と機械生命体の90%を死滅させ
文明を衰退させた破壊神を倒し世界を守った。
伝説的なの英雄。
眠りについた理由は破壊神と同等の力を持っていたための危険性と平和な世界に自分は必要ではないと感じたため。