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スキル付与

今日は早めの投稿

 ルークが、カナハルムに課した課題は、数日でクリアできるものではなかった。

 スキルを獲得するにはとてつもない時間が掛かってしまう。例えば、カナハルムが持っている剣術スキルがあるが、スキル獲得upというスキルがあれば、一か月剣の素振りをして、獲得することができる。そのスキルがなければ二か月ほどかかる。

 そのことから、カナハルムがルークのステータスを見るのは最低でも二か月後になってしまう。


「それじゃ、光魔法を中級に上げるまで、一旦出ていきますね。あ、でもこの剣のメンテナンスにはきますね」

「ん? そんなことしなくていいぞ。お前にスキル付与してやるから、想像以上に早く戦闘で使えるようになるのはなるぞ。それに、お前が居なくなったら、また一人になるから話し相手がいなくなるから却下だ」

「人に対してのスキルの付与。だいぶ昔に失われた技術ですよ!?」

「ん? そうなのか。まぁ、いいじゃねぇか、使えるんだから」


 そうして、とあるスキルの付与術式が描かれた魔法陣の紙の上にカルが乗る。そこに、ルークが魔力を流す。魔法陣が淡く光り輝きスッと、消える。


「よし、これでスキルが付与されてると思うぞ」


―――――

名前:カナハルム

年齢:15

性別:男

種族:人族

HP:D

MP:E

筋力:C

防御:E

俊敏:D

運:S


魔術適正

火・風・光


スキル

剣術・体術・スキル獲得率up(付与)

―――――


「うわ! 本当に付与されてる」

「これで、早めに獲得できると思うぞ」

「ありがとうございます」

「そらじゃ、今なら夕飯作るから、少し待っとけや」


 こうして、カルにスキル獲得率upのスキルが付与された。

 この後二人は知る由もなかった。運:Sがとてつもなく効果を発揮するとは。


 その後、夕ご飯を食べて朝になり、ルークとカルは二人でギルドに来ていた。


「おはようございます。カナハルムさん」

「おはよう、スチューナさん」

「えっと〜、そちらの方は?」

「僕の師匠です!」

「はじめまして、ルークと言います」

「え!? ルーク? まさかあのルークですか!?」

「師匠。なんで、スチューナさんはこんなに驚いているんですか?」

「さぁ?」

「ル、ルークさん! サインください!」


 ルークは、こうなるからあまりギルドに来たくないのだ。実はルーク、この街を何度か魔物の軍勢から救っている。なので、一人こうなると、また一人また一人とどんどん人が集まってしまう。


「しゃ〜ないな。カル。森で待ってる」


 ルークは「気配遮断」「魔力遮断」「隠密」の三つのスキルを発動して、その場から離れた。


「いきなり消えちゃった。サイン欲しかったな」

「あはは。それでしたら、後で貰ってきますか?」

「本当ですか!? お願いします!」

「任されました。では、常駐クエスト受けますね」

「はい!」


 こうして、ルークのステータスを見るために光魔法を練習するのであった。

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