魔王は魔法が気になる
俺たちはデインジャを出て、道なりに進む。
「ヴェセル様!プロミネさん!次の街はガテツ!鍛冶都市ガテツですよ!」
「そうなのか。」
「それは知っているさ。クラルテがテンションが高い理由もね。」
「そうですよね!ガテツは、作成系の属性を持った人なら一度は行ってみたい都市なんです。」
クラルテが興奮気味に伝えてくれるが、クラルテが鍛冶をする姿が想像できない。
創造も鍛冶に入るのであるらしい。
だが、少し違う気がする。
「創造も鍛冶?」
「はい!創造は幅広く作成できるので、器用貧乏なんですけれど鍛冶も一応できるんですよ!」
「そうか。」
「そうなんだね。あたしはクラルテが創造だと聞いてはいたが、それは初めて聞いたよ。」
「でも、実際にトントン叩くのではなくて、材料を用意して形作る感じです。いわゆる錬金術ですね。」
「ふむ。」
「いい属性じゃないか。まあ、あたしの火炎もかっこいいんだけどね。」
2人の属性は自慢できる属性らしい。
俺の属性は一体何なのだろう。
クラルテが環境系だと言っていた気がする。
でも、簒奪の魔王からは属性が2つあると聞いている。
俺も属性が知りたい。
自分について知りたいと思った。
俺には知識欲しかないのかもしれない。
だけど、今はわからないことだらけだ。
時間はたっぷり残っている。
ゆっくりと考えるとしよう。
俺たちは鍛冶都市ガテツへ向かっている。




