魔王の決意
翌朝、俺たちは今日はどうするか、話し合っていた。
「昨日は例のダンジョンに行ったからね。今日はどうする?」
「そうですね。ヴェセル様もあのダンジョンに連れて入ってもらったらどうですか?」
「ああ。」
「そうだね。じゃ、あたしがヴェセルをあの嫌なダンジョンに連れて行くよ。」
「確かにあれは嫌なダンジョンでしたね。こうスライムのぬるぬるがぶわーってやってくるんですからね!あれは嫌ですよ。」
「そうか。」
俺はプロミネとそのダンジョンに向かうことになった。
ダンジョンにつくまでプロミネと話をしていた。
「あんた、旅の目的とかあんのかい?」
「目的を探すため。」
「はあー?!それで旅が楽しいかい?もっとしゃんとした目的をたてなよ。例えば...クラルテを見守るとか。」
「ふむ。」
クラルテを見守る...
それは目的にはいるのだろうか?
俺はクラルテを守りたい。
守りたい...?
俺はクラルテを守りたいのか...?
じゃあ旅の間だけ、これを目的、目標にしよう。
「クラルテを守る。」
「おー!いいじゃあないか。男らしくてかっこいいね。」
「そうか。」
「あたしも守ってほしいねえ...」
「何か?」
「な、なんでもないよ!」
何か言っていた気がするが気のせいらしい。
俺たちは例のダンジョンに向かう。
ダンジョン都市の隅の隅、確かに見つけにくい場所にそれはあった。
ダンジョンの入り口。そうとしか思えない穴がある。
俺は中を覗いた。




