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魔王はたくさんいる
まだ俺たちはダンジョン都市デインジャに向かっている途中だ。
「そういえば、プロミネ様は角と尻尾が生やせますが、魔族なんですか?」
「うーん、どうだろうね?魔王っていう種族なんじゃないかい?だけど人型だね。他にも獣型、妖精型、魚型。たくさんいるよ。」
「へえ。」
「ええっ!そうなんですか!知らなかったです。」
今は種族について話している。
人型の者は皆、知性を持っている。
昔はゴブリン族やオーガ族などは魔物として扱われていたが、今は皆共存している。獣型でも知性があれば大体は友好的だ。
なので人型の魔物はいない。
本にその歴史が書いてあるが、なにぶん長い。要所要所を言うとこんな感じだろうか?
でもやはり本はいい。
頭に知識が入り込む感じが、何とも言えない心地よさを感じる。
クラルテと話す時や手を繋ぐ時も、ちょっと違う感覚だが、心地よい。
クラルテのそばに居たい。そう思えてしまうほどに...
「それよりもさ、そのプロミネ様っていうのやめてくれないかい?様付けだと背中がむず痒くなってくるんだよ。」
「そうですか...ではプロミネさんでどうでしょうか!」
「うーん...まあ及第点ってとこだね!それでいこうか。」
仲良く会話は続く。
ダンジョン都市デインジャまでもう少し。




