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プロミネはゆく
これで二章ラストですよ_(:3 」∠)_
あたしは水平線の見える少し高い丘に立っていた。
あたしにわかるのは、あたしが魔王だってこと、魔王としての属性や体質、この世界の常識。
まあ生きていくには必要な知識があるから、大丈夫だね。
あとは目的を決めるとしようか。
目的がないと、優柔不断なやつになっちまうからね。
うーん、目的ねえ…
そうだねえ…
あたし以外の魔王と勇者に会うなんて、どうだい?
うん、悪くはなさそうだね。
じゃあまずは人が集まる場所に行こうか。
人が集まれば、その中に一人くらいはいるだろう。
いなけりゃほかを探すまでさ。
あたしは迷いなく進む。
あたしの性格なのか、曲がったことが嫌いなとこがあるからね。
あたしは自分に出来ることをするまでさ。
出来なそうなら逃げてもいい。
ただその道からは逃げない。
簡単に言うと.....そうだねえ。
勝つまで挑み続ける。
そんな感じで進んで行こう。
まだ見ぬやつを探しに。




