クラルテも城下町に行く
ヴェセル様が私を抱きしめ終わりました。
ヴェセル様のあたたかさが遠のいていき、少し寂しいです。
それはともかくヴェセル様が病気を治すことが出来るとわかったので、村の病気を治しに向かいました。
村の病気を治すとヴェセル様は村のみんなに感謝されました。私も鼻が高いですね。
ハック村を再出発して、数日でサディス城に着きました。
城は芸術品のような感じで、城下町も広いです!
私は城下町でいろいろなものを買いました。
ここの特産品はガラス細工です。
私が商品を見ていると、ヴェセル様がとてとてと、歩いていきました。
様子を見ると、反対向きになったガラスのコップに紐がついた商品を見ています。
気になるのでしょうか?
ヴェセル様と一緒に買い物をして、その日は宿をとって寝ました。
翌日、私とヴェセル様は別行動です!
私は野宿に必要なものを買っていきます。
マジックバッグは入れた食品が腐ったりしないので、便利です。
昨日の道を歩いていると、
チリーン
なにか高い音が鳴っています。
そっちに向かっていくと、ヴェセル様が昨日見ていたものでした。
名前は風鈴。
やはり耳触りの良い音が聞こえます。
私はそれを買いました。
ヴェセル様にプレゼントするためです。
道を進んでいくと、横道から出てきたヴェセル様とばったり出会いました。
その日は暗かったので、そのまま宿に向かいます。
そして宿で風鈴をヴェセル様に渡しました。
少し驚いたようですが、嬉しかったようです。口角がほんの少し上がっていました。これは私でなければ見逃しちゃいますね!
その日それ以外何事もなく、私は寝ました。




