表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/122

魔王は風鈴を知る

買い物は続く。


「ヴェセル様!サディス城の城下町ではガラス細工が有名だそうですよ!ちょっと見に行きましょう。」

「ああ。」


クラルテのちょっとは買い物に限り、長い。


「ヴェセル様!見てください!ガラスでできたコップですよ!」

「ああ。」

「つるつるしていてすごいです。」

「そうか。」


ガラス細工は普通、つるつるしているのではないだろうか。


「見てください!こっちは動物の形をしています!なんとなくですが、うさぎに見えなくもないですね!」

「ああ。」


俺は犬かと思っていたが、うさぎだったようだ。


「ヴェセル様!このガラス玉、綺麗ですね!まるで夜の星空みたいです!」

「ああ。」


たしかに綺麗だった。


チリーン


耳に高音の、周囲の賑わいとは別の音が聞こえた。

俺は音のなった方を見る。

そして露店の店主に言う。


「これは?」

「これかい?これは風鈴さ!地方によっては夏を代表するような代物さ!」

「そうか。」


それだけ聞いて、俺はクラルテの元へ戻る。


「何かありました?」

「いや。」


そして買い物が終わり、宿屋に泊まる。

宿屋の部屋の中でクラルテが言う。


「明日は別行動にしませんか?そっちの方が買いたいものが見つかるかもしれませんし。」

「ああ。」


ということで、明日は別行動をすることのなった。


今日も本を読んで夜を過ごす。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブックマークや評価、感想など‬ 是非よろしくお願いします。‬

魔王は歩く。(改稿版)
小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ