33/122
クラルテも船の上
今日も船です!あとまだ何日かかかるそうです。
私たちはとりあえず甲板に出ました。
そこでは船乗りのおじさんたちが釣りをしています。
そして、私たちも釣りをすることになりました！
釣りを始めて、しばらくしてもあたりがありません...
だけどヴェセル様の竿にあたりがありました。
急いで引き上げると赤い魚がついていました。
船乗りさんに聞くと「おめで鯛」だそうです。
ダジャレなので冗談かと思ったら冗談じゃないそうです...
その魚が夜ご飯に出てきました！
刺身という料理で初めて食べたのですが、口溶けが良くさっぱりしていて美味しかったです。
その日もいつものように寝ました。
船です!あと一、二日で港町ユウサに着くそうです！
今日も甲板に出たのですが、何やら騒がしく、事件の匂いがします。
船乗りさんに聞くと、エノーモスクジラが出たそうです。
エノーモスクジラは凶暴で船を壊してくると聞いて、どうしよう、と思いました。
エノーモスクジラがこっちに来ています。
私が慌てていると、ヴェセル様に角と翼が!!
そして開いている右手を閉じると、
どふん
同じタイミングでエノーモスクジラが大きく跳ねました！
次にヴェセル様を見た時には角と翼はなく、いつも通りの姿でした。
今晩はエノーモスクジラの料理です。
お肉が柔らかくて美味しかったです。
脂も乗っていて旨みの塊でしたよ。
その日も無事に私は床につきました
