魔王は釣りをする
釣りいいですよね
今日も船の上だ。まだ数日かかるらしい。
「今日もやることがないですし、とりあえず甲板に出ましょうか!」
「ああ。」
俺たちは今日も甲板に出た。
甲板には船乗りたちが棒に糸をつけ海に垂らしていた。
「おお!釣りをしていますね!私たちもやらさせてもらいましょう!」
「釣り...」
あれは釣りというらしい。
「すみません、私たちも釣りがしたいんですけど、できますか?」
「嬢ちゃんたちは釣りがしたいのかい?それなら、そこの余っている竿を使えばいい。あとは適当にやりな。」
「はい!ありがとうございます!」
どうやら釣りができるらしい。
俺たちは変なうねうねを針につけ、釣りをした。
しばらくすると竿が重くなった。
「ヴェセル様!引いてますよ!あげてあげて!」
「ああ。」
竿をあげると、赤い魚がついていた。
「おう、兄ちゃん。「おめで鯛」を釣ったのか。おめでたいなあ!」
「ああ。」
どうやらおめで鯛というらしい。それを船乗りに渡し今晩のご飯にしてもらうことにした。
今晩は刺身という料理だった。あの赤い魚の肉は透明がかった肌色のような感じだ。食べてみたら独特の味で舌の上でとろけるようになくなった。
そうして今日も部屋に戻り、本を読んで夜を明かした。
ダジャレいいですよね...




