クラルテは知る
ヴェセル様たちに聞きたいこと、それは武器防具がいるかどうかです。
私が聞くとプロミネさんが応えます。
なんと! ヴェセル様とプロミネさんが着ている魔王特有? のローブは魔法の力で丈夫らしいです!
ならば武器はいるのでしょうか?
それを聞くとプロミネさんが曖昧な返事をしました。
理由を聞くと、見た方が早いと言って魔法を使います。
次の瞬間、プロミネさんが燃えました!
なるほど、接近戦の時は身体強化をするのですか。
ヴェセル様はどうなんでしょうか?
ヴェセル様が魔法を使います。
ぴょこん
え?えー?!
ちょ、ちょっとそれは...
なんとヴェセル様の頭に双葉が生えました!
こ、これは笑いを誘っているのでしょうか?
ふふふ...
ヴェセル様の顔とのギャップが相まってさらに面白いです!
と、とりあえず鍛冶屋さんに行きましょうか。
鍛冶屋さんの中は外装に反して綺麗でした。
カウンターには誰もおらず、奥の方でカンカンという音が聞こえます。
奥に人がいるそうなので、大声で呼びます。
するとカンカンという音が止み、カウンター裏の扉から、おじいさんが現れました。
おじいさんにわけを説明すると、手を触らせてくれ、と言われました。
三人は手を出します。
するとなんと!私の属性が当てられてしまいました!
やっぱり凄腕の鍛冶屋さんでしたね!
そして、私にはハルバードが合うと言われました。
私はハルバードを持ってみます。
確かに今からでも使えそうな気がします!
買おうとすると、ヴェセル様に言われます。
私なら創れる、と。
そうでした!
私は自分で作れるんでした!
灯台下暗し、ですね。
防具はなくていいそうです。
さあ!次はプロミネさんの番ですよ!
私がワクワクしていると、やはり!
属性を当てられました。
その後に武具は必要ないとも。
そして、一番気になるヴェセル様!
属性はわかるのでしょうか?
やっぱりダメみたいです...
かなり特殊な属性なのでしょうか?
もちろんヴェセル様に合う武器もありません...
もう帰ろうか、という雰囲気になっていましたが、おじいさんの話は続きます。