表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
114/122

魔王は謝る


固定の勇者が帰ってきた。


俺たちは帰ってきた固定の勇者のもとへ、帰ってきたことがわかり次第、向かった。

固定の勇者に会う。

前のようなプレッシャーが嘘のように消えている。


「固定の勇者様!すみませんでした...あんな木を生やしてしまって...」


クラルテが謝る。

なら俺も謝らなければ。

そう思い、言葉を口にしようとすると、固定の勇者に止められた。


「あれは君たちがやったのかい?ふふ..あっはっは..面白くて結構、いい感じになってるじゃないか!面白いから許すよ。別に迷惑でもないしね。」


どうやら許してくれたみたいだ。

というか最初から怒っていなかった。


「ありがとうございます!うちのヴェセル様をちゃんと躾けておきますので。」


俺はクラルテに飼われていた?


「君たちの旅はまだ続くんだろ?なら旅の準備をしっかりして出て行くんだよ?」

「はい!わかりました!ありがとうございます!」

「そうそう、そのヴェセル君だっけ?君の属性の一つは「自然」だよ。それじゃあ気をつけてね。」


固定の勇者は去っていった。

それよりも、俺の属性がわかった。

何かネタばらしをされたみたいで釈然としないが、これで俺が何をできるのかがわかる!

俺は少し意気込む。


「ヴェセル様!よかったですね、属性がわかって!でもなんで固定の勇者様にはわかったのでしょうか?」

「わからない。」


確かに不思議だ。

もしかしたら、そういう魔眼を持っているのかもしれない。


そんなことより、おれは自分という器が満ちてゆくことに歓喜する。


そして旅はまだ続く。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブックマークや評価、感想など‬ 是非よろしくお願いします。‬

魔王は歩く。(改稿版)
小説家になろう 勝手にランキング
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ