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大江戸恋物語  作者: まかろん
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水の中の夢

今回初です!

小説初心者ですので誤字脱字あるかもしれません!アドバイスなどよろしくおねがいします!

あぁ、これは夢だ。

私は水に落ちた。なのに夢を見ている。

不思議な夢だ。

知ってる人が誰もいない。


暗くて、寒くて。

夢なのに感情がとても伝わってくる。

誰の感情か分からない。自分かもしれない。

今はまだ、分からなくてもいいと思う。


うっすら見える木製の家。

団子屋の椅子。奥に見えるのは城だろう。


教科書でしか見た事のない景色。ろくに授業を受けない私の頭でこんな夢が思いつくなんて。

自分の脳みそを褒めてやりたいくらいだ。



この時、私は、ぼーっとする意識の中で、これは夢。私の頭の中の想像。そう思っていた。


だけど、一向にさめない。むしろどんどん感情が増えて行く。

寒い。お腹すいた。頭痛い。

夢でこんなにハッキリ感情がわかるわけがない。少なくとも私は。


となると……これは……



夢じゃ…ない…?



ぼーっとする頭で夢かどうか考える。

考える事が出来るなら、死んでいない。

指を動かしてみる。動く。


起きあがってみる。

頭痛がひどい。

私は学校の帰り道で海に落ちたんだ。


でも海の中とは思えない。

海の中なら魚類か両生類じゃなきゃ呼吸できない。でも私は哺乳類のつもりだ。


「ここは…どこ?」

絞り出した声はか細く消えて行く。


ふらふらと立ち上がり、一緒に海に落ちた愛用の通学かばんを持って、見知らぬ町、いや、見知らぬ時代を歩き出した。

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