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日々の生活のたわ言

金星

作者: ルネ

夜更かしな君


だれもいなくなった

ステージは君の独壇場だ


広大で壮大なホール

その中で観客は僕だけ


朝から降っていた小雨は晴れて

涼しい風が頬を撫でる


赤く光る管制塔


ぼんやりと記憶の奥から声がする


宇宙の外側からの訪問者


平等に死んでいく命


青白く輝いた大海

そこに沈む自由の女神


むこうで火山にぶつかる氷山

ぼろぼろに崩れて水蒸気になって

それを大気が飲み込む


うえではオーロラが瞬いて街を照らす

その光の中でのみ人は生きられるんだと

ずっと前におじいちゃんがいってたんだ


瓶ぞこからみる世界


ここは1番高い場所


深く深く沈んだ身体

もがいてもがいて

どうしようもなくなったんだ


目を閉じて波に全てを任せる

気がつくと夜空のイルミネーション


寂しさなんて忘れてしまう

大きな大きな声がする

その一つ一つが僕の中に響く


もう大丈夫

後悔なんてない

美しい世界に背を向けて

歩き出すんだ


この声を頼りに

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