この世界のギルド
僕達は、ギルドに向かっていた。
先輩達から聞いた話だがギルドに登録しないと部活の活動ができないらしい。
部活は主にギルド仕事をこなすことが目的らしい年に一度他校との対抗の全国大会が行われるみたいだ
まあギルドはネトゲで色々入ってはいたから慣れてはいるがこの世界のギルドがどんな感じなのかは、
分からないけどネトゲとは違うんだろうな。
「ここがギルドなんですか?」
着いたところは冒険者達みたいな人達がぞろぞろいるお店にたどり着いた。
屈強な人や悪そうな人この人大丈夫なのかひょろひょろじゃんと思ってしまう人
などさまざまだ。
僕達は近くの机に座り待っていた。
先輩達が受付の方に向かい受付嬢と話している
数十秒話した後紙切れを持ってきて僕達一年生に渡してきた。
「これが登録用紙ここに名前と年齢を書いてくれ」
飯塚部長がそう言うとおもむろに皆書きだそうとした・・・が
「あっ待ってくれ書くときはこの国の言葉じゃないといけないから僕らが書いた
言葉をそのまま書いてくれえーとまず織笠実君から」
まず僕の名前をこの世界の文字で書いてくれるらしい
書いてるさまは見事だがとても不思議な字を書いているほんと日本とは違う世界なんだなー
と思い知らされる
部長に書いてもらった字をゆっくりと見ながらお手本どうりに書いていく
「そうそうそんな感じあっそこは山を描くようにゆっくりとした放物線を描いて
うんいい感じだ他の皆のも皆が書いてるからそれをお手本にしてね」
皆書き終えると先輩達から自分たちで出してきてねと言われ
僕達は椅子から立ち上がり受付嬢の居るところに行き紙を渡した。
じろじろと紙を見て僕に話しかけてきた
「ミノル・オリカサさんですね歳は15とはい確かに承りましたとりあえず隣で待っててください
皆さんが登録すみましたら全員にお話しいたしますので」
そう言われたので僕は隣に移ったギルド登録とはこんなにあっけないものだったんだろうか
と思ってしまうくらいあっけなかった。
皆が登録してる間周りを見渡すやはりネトゲとは全然とは言わないが別物である。
まずネトゲにはこんな店っぽい所で登録はあまりしない街に人が立っていて
お金を払い登録を済ませるタイプだ僕は今もだが帰ったらオンラインゲームをするネトゲオタクだ。
「オリカサさん皆さんの登録が済みましたんでこれから説明に入らせてもらいます」
そう受付嬢が言うとおもむろに後ろの方から腕輪とカードを持ってきた
「これは登録した人に渡してる腕輪とカードですこのカードには貴方たちの情報が入れられています
あと今から貴方たちはストーンランクですランクはストーンから最大プラチナまでありますそれをも
超えた人はエンシェントと呼ばれますまあ今までエンシェントは世界で6名しか出ていませんが」
(6名もいるんだでもこの世界って言っていたから少ない方なんだろうな)
「この腕輪にはカードを近づけると光りますまあ認証システムだと思ってください
これには魔法で認証されますまずこのカードと腕輪に貴方たちが本物だと認証するために
カードには指紋を腕輪には血を少しつけてつけてください指紋は指紋認証になりますし
血は血液認証になります」
(認証システムそんな凄いのこの世界にあったんだ魔法って便利なんだな)
認証って万が一盗まれたりしたときに役に立つからなのだろう
あとは何かあった時とかまあ本人だと分かればいいんだろうな。
それ以外にも何かあるのだろうか
「あとこれには完了して報告を終えた時カードを腕輪にかざしてください
今までの情報が最新されますこれは必ず行ってください出なければ情報が最新されず
報酬が貰えないのでご注意を」
そうして聞き終わり最後に先輩達が来て
「そろそろ終わるころだろ君たちに知らせがある
1年には伝統なんだが半年は君たちだけでパーティーを組んでもらう
何せ簡単な仕事から入るから経験ならしにはもってこいなんだ。
勿論半年たったら僕らと合流してもらう今回は経験者がいるから早めようかとも思ったんだが
それじゃ君たちに悪いかなと思ってとりあえず皆でパーティー名決めといて
それから依頼を受けるから」
(ええーーーなんだってー!!)
このまま先輩達とやるもんだと思っていたため驚きが隠せない僕や早海さん以外の皆
そりゃそうだ・・・がまだ早海さんと言う希望が少しある何せこの部活の経験者なのだから。
でもさすがに不安は隠せない簡単に僕らだけでってなるとやっていけるのだろうかと思ってしまう
「とりあえずパーティーめいだけ決めちゃおーよ」
早海さんはいたって普通に言ってきた
まあ確かに決めないと次には進めないでもどんな名前がいいんだろう
ネトゲではなんとか騎士団とか洒落た英語のギルドとかはあったけどいざ自分たちで決めるとなると
迷うものがある
「とりあえず決めようか大丈夫だよなんたって僕らには早海さんが居るんだし!!」
僕は皆を元気づけようと早海さんを出したまあ本当に早海さんが居るか居ないかじゃ
天と地の差ぐらい違うもんだ
そう言うと皆にも少しだけ安心してきたのかパーティ―の名前を決めることになった
「おい実お前よくオンラインゲームしてんじゃんお前ならそう言う系得意なんじゃねーの?」
皆の視線が僕に集中してきた仕方ないパーティーの名前っぽいの出せるのこの中じゃ
僕か早海位だろうここは腹をくくらないといけないっぽい
「いいんじゃないかなオンラインゲームしてるなら得意そうだし」
そう早海さんが言うと皆も納得しはじめて僕が付けることになった
(うーんどんなのがいいんだろ色んなネトゲしてきたけど自分で作ったことはないからなー)
色々考えて自分の中で良いのを選んでいくだがそう簡単には出てこない
(クールジャスティスなんか違うな…ストームアサシンこれも違う…ブラッティードラゴン
これもいまいち…うーんあっロストインフィニティ…何かいい感じだなよしこれにしよう)
「適当だけどロストインフィニティなんてどうかな意味より発音が気に入って」
そうみんなに提案すると皆が頷いていいねと言われて即座に名前が決まってしまった。
嫌ではなかったんだがそうあっさり決まってしまうとこれで本当に良かったんだろうかと
思ってしまう。
そして先輩達に名前が決まったので報告しに行く
「ロストインフィニティ―か…いい名前だね誰が決めたんだい?」
そう飯塚部長に言われたので恥ずかしいながら手をあげた
心の中では心臓が飛び出るくらい恥ずかしかった
「へぇー織笠君が付けたんだいいね何かオンラインゲームでもしてるのかな?」
「あっはい少し中二病ぽいですか?」
恥ずかしながら飯塚部長に聞く。
こんなに恥ずかしくなるならこんな名前じゃなくてもっと真面な名前にすれば良かったんだが
まあもう決まってしまったためしかたない
「いやいい名前だよ中二病なんて全然感じないよなあ皆」
飯塚部長が先輩方に聞く皆さんからも好評化だった。
そのあと依頼の説明を受けることになった。
「まずストーンランクは主にこの町の中だまあ退治となると一番簡単なモルラットかな
それ以外だとパッシバ―ド卵取りぐらいだなまあ今回はこのモルラット狩に行ってもらう
まあ草食でおとなしいが逃げるのだけ速いからそれさえなんとかなればとっても簡単だから」
モルラットか見たことは無いが速いだけなら何とかなりそうまあ安易に考えるのは良くないが
でも早海さんは弓だし何とかなるかな多分。
依頼を受けるために決まったばかりのパーティー名を受付嬢に言って人数確認して登録を済ませる。
そして依頼を受けるときの方法を教わった。
紙に登録呪文が書いてありこの呪文は1回発動すると次は発動しないという形になっており
やりたいやつに呪文を唱えると腕輪からハンコのような光が出て呪文の所に○の赤いハンコが押されるらしい
「とりあえずこれから先輩達とは別行動ですね」
そう僕が言うと飯塚部長が話してきた。
「本来なら初心者だからいつもは先輩を一人つけるんだけど早海さんが居るし今回は無しってことでいいかな?」
えっ…と一瞬思ったがそれだけ早海さんが信頼されてるってことなんだろう
まあ実際そう思わないと不安で仕方がないからだ
僕ら5人でやっていけるのだろうか不安まみれだけどと思った瞬間
「あの私まだ魔法とか不慣れなんですけど…」
広野さんが先輩達に問う。
確かに広野さんはまだ魔法系には不慣れなはずだ先輩のアシストが必要なのかもしれない。
そう広野さんに言われると飯塚部長が考え出して
「分かったじゃあ栢埜さん広野さんのサポートできるかな?」
そう飯塚部長に栢埜先輩が指名されると
「はい分かりましたとりあえず5・6回ほどサポートって感じでよろしいでしょうか?」
(それ位が平均的なのかな僕には分かんないや)
広野さんもホッとしたらしく皆も先輩が来ると知って安心している
僕もかなり安心してしまってる
とりあえずこれでひとまずは大丈夫だろう
「じゃっとりあえずここからは二手に分かれて依頼が終わって報告したら居酒屋で待ってて
僕らが合流したら屋敷に帰るからそれじゃ栢埜さん1年をよろしくね」
「はい分かりました!」
そうして先輩達は別の依頼に向かった。
僕らもこれから初依頼緊張はするが早海さんや栢埜先輩が居るしきっと大丈夫だろう
そうして僕らは初依頼をこなしに行った
遅くなってすみません
出来るだけ早く書けるように精進いたします!