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冒険部へようこそ  作者: 猫屋敷マチ
プロローグ5
5/9

これが冒険部の部活動

屋敷を、出ると外には、行かず大きな庭園にある気になっていた石の台に向かったのだ

もしかしてと思い僕も近づいていく近くに行くとハッキリ分かるそう魔法陣

1年の中には、いまだ驚いている人が、ちらほら居たが、僕は、もう慣れてきた

冬寺も同じらしくもう何でもOK的な顔を、していた


「じゃあエリシア皆乗ったら現地付近までお願いね。」


飯塚部長が、エリシア先輩にお願いすると「OK。」と呟いた

皆が、台の上に乗るとエリシア先輩も台も上に乗り


(あれ?あんなジャケット着てたっけ?)


とふと思い服を、見る上と下の2つしかボタンが付いていない袖は、7分だ

そうしているとエリシア先輩が、何やら呪文を、唱え始めた


「我が名において命ずる闇よ風よその空間を、切り開き我が命ずる場所へいざないたまえ…クロプトス!!」


呪文を、唱えると10秒ほど暗くなりそして光が見えたと思うと別の場所にいたもちろん皆もだ

なにやら小さい村に着いたらしく周りには、家々と小さい商店が、3つと宿屋らしいものしかない

歩こうとした途端なぜかお腹に違和感を、覚えた歩けない訳では、ないが少し気持ちが悪い

他の一年にもそういう人達は、数人いたらしくそれを、見たエリシア先輩は、こう言った


「ああ空間酔いね大丈夫軽い乗り物酔いみたいなものだから30分もしないうちにケロッと治るから安心して。」

 

30分もこの違和感に耐えないといけないらしく中には、うなだれていた人もいた

だが、確かに少しずつ良くなってきている

冬寺は、なんともなかったらしくピンピンしていたそれを、見てなぜか僕は、羨ましくなった

そうしてエリシア先輩が、話を始めた


「依頼人は、この村のカボチャ畑の所有者ヘンクトンさん

ここ最近甲竜が、現れるようになったらしく退治を、依頼してきたってところ

ヘンクトンさんとは、家の前で待ち合わせしているわ行きましょ。」


村を、歩いていると一人だけ家の前で待っている人が居たヘンクトンさんだ

見た目は、少し小太りで少し白髪農家の人が良く被っている麦わら帽子を、頭に被っている

こちらに気が付いたのかヘンクトンさんの方から近寄ってきてくれた

よほど困っているのだろう


「あの~もしかして依頼を、受けてくださった冒険者さんですか?」


ヘンクトンさんが、そう言うと飯塚部長が出てきて「はいそうです。」と答える

それを、聞いたヘンクトンさんはよほど嬉しかったのかガッツポーズを、した

そこまで喜ぶ物なのかは、さておきヘンクトンさんが話し始めた


「ありがとうございます甲竜達にカボチャを、やられてこれ以上被害が、出たら

 私たちの商売上がったりですどうか甲竜を、退治してください!!」


必死に訴えてくるヘンクトンさんんの瞳は、本気だった

そう言えば日本にもイノシシやクマやカラスなんかの被害が、相次いでいる

どこの世界の農家もあまり変わりが、ないらしいイノシシが、甲竜に変わっただけで

そんなに日本とも違いは、なさそうだ


「ついて来てくださいこっちです被害が有った畑は。」


ヘンクトンさんに連れられて畑の方に向かう3分しないうちに畑へと着いた

悲惨な状況だ黄色いカボチャが、無残にも食べ散らかされている

生き残っているカボチャもまだ6割ほどあるが、確かにこのままでは、商売上がったりだ


「見てくださいこの畑を、4割も甲竜にやられたんですよ!!」


怒りをあらわにしながらヘンクトンさんは、叫ぶ

飯塚部長が、ヘンクトンさんを、なだめながらも話をする


「落ち着いてくださいヘンクトンさんまずお聞きしたいんですが

 甲竜は、最近と言っていましたが、いつごろから現れるようになったんですか?」


飯塚部長になだめられて少し我に返ったのか落ち着いて話を、進める


「つい一週間ほど前からです数は、5体ほど居ました。」


「フムフム…5体ですかあと何時ごろにここにやってきますか?

 それと倒した後の甲竜は、どうしますか?」


飯塚部長が、とうとヘンクトンさんは、悩みだした

なぜ倒した後のことを、聞くのか僕には分からなかったが何かあるのだろう

ヘンクトンさんは、悩んだすえにこう答えた


「んーじゃあ甲羅だけ貰えませんか肉の方は、そちら側で処理してください

 時間ならあと30分もしないうちに来ますよ畑仕事が、終わると同時にやってきますから。」


甲羅だけ貰いたいらしい何に使えるか僕には、分からないがそれなりに需要が、有るのだろう

あと大体30分もここで待たないといけないらしいその間少々退屈だ

とりあえずヘンクトンさんを、家に行かせ僕達は、物陰に隠れて甲竜を、待つ

待っていると飯塚部長が、僕ら1年に言ってきた


「君たち1年は、ここで僕らの甲竜退治を、見てること間違えてもここから離れちゃだめだよ

 そうそう早海さんは、ここで1年の護衛ね何かあったら僕たちに知らせて。」


「はい分かりました!!」


そう話していると遠くから人間でわない足音が、聞こえてきて

飯塚部長が、「しっ…静かに。」と言い待っていると車一台分の大きさがあるんでは、ないかと言うぐらい

大きい甲竜が、現れたのだ!!

亀の巨大版と言われたが、巨大なイグアナに亀の甲羅を、背負わせた感じである

シッポには、ギザギザのとげが、ありこれが、草食なのかと思わせるぐらいだ

確かにヘンクトンさんの言うとうり5体姿を、現した


「よし全部姿を、出したぞ行くぞ!!」


そう言って先輩達が、物陰から出る甲竜も気配に気が付いたのか一斉に逃げ始めた

だが、それを、ふさぐようにエリシア先輩が、呪文を、放つ

呪文を、うけると甲竜達は、一斉に足が、遅くなり先輩達が、逃げ道を、ふさぐ


(凄い!!あんな連携プレイ見たことないやそれに先輩達輝いてる…何かかっこいいなー)


甲竜も危険を察知したのか一斉に先輩達に攻撃をしてきたのだ

先輩たちは、避けながら甲竜の足やシッポや首にまで剣で攻撃をする

そうしているうちにだんだん甲竜も疲れてきたのか動きが鈍くなる

そこを先輩達は、見逃さずすかさず甲竜の上に乗り首に一突きしたのだ!!



途端に甲竜は、ぐったり倒れおとなしくなる

そうすると先輩達は、ハイタッチし喜びを、あらわにした

戦いは、大体20分ぐらいだっただろう

僕や早海さんと冬寺は、感動していたが大半は、唖然としていた

冬寺が感動するなんて珍しかったが冬寺の発言でその感動が、あらわになる


「エリシア先輩の胸のゆれぐあい最高だったなーっな実!!」


「えっこの戦いに感動してるんじゃないの?」


「はっ?!何で!!どう考えたってDカップ近くあるあの胸のゆれぐあいだろ

 他の女性の先輩達と違ってあのたわわな胸しかもあの顔!!」


そうだった冬寺は、無類の女性好きだったと言う事をすっかり忘れてしまうほど

僕は、この戦いに見入っていたのだ


「あっうん……そうだね…」


僕は、軽く受け流しながらも冬寺にかえしたのだ

冬寺は、軽く受け流されたことに怒りを感じたのか

気を荒立てながら僕に言ってきた


「てっスルーするなよ!!…ったくお前は、ほんと無頓着だな…あ…」


そう冬寺が、言うと1年の女子達が引いているのを見てさすがに我に返ったらしく

やってしまった感を、全面に出していた

そうしていると先輩達がやって来て感想を、求めてきた


「こらこらそんなにがっつかない早海さん何もなかった?」


飯塚部長が、早海さんに聞いてきた


「あっはい一応周りを、警戒していたんですが、何もなかったです。」


(そう言えば早海さんは、僕達の警護を、任されていたんだ)


僕は、そんなことも忘れていた

自分は、それだけこの部活の活動に関心しながら見ていたんだと気付かされた

それをふまえたうえで僕は、感想を述べた


「あの…ー単刀直入に言わせてもらうと凄かったです!!

 あんな風に戦って僕感動しました。」


そう言うと先輩の皆さんが笑顔になって

飯塚部長も笑顔になって優しく感想を、かえしてくれた


「ありがとう僕らは、この部活に誇りを、持っているからそう言ってくれるとうれしいよ。」


そう話していると大きな袋5つと甲羅を、先輩達が持ってきた

多分あの袋の中には、さっきの甲竜の肉だろう肉は、こちら側で処理してくれって言ってたし

それにしても甲羅には、あまり傷がついていない

技術のたまものなのかそれとも傷を、つけては、いけないのだろうか


「部長肉の処理済ませておきましたこの肉どうしましょうか?」


先輩の一人が飯塚部長に聞いてきた

普通ならどこかに売るか自分たちで食べたりするのだろう

そう先輩が、言うと飯塚部長は、「売ってしまおうか」とその先輩に言ったのだ

まあどちらかと思っていたためそうかという感じだ


「分かりましたなら街に行って売ってきますこれから街に行ってきてかまいませんか?」


そう言うと飯塚部長は「ああいいよ行ってきて。」と言って他の先輩達と一緒に話すと

先輩たちは、「では、行ってきます。」と言って村の方に向かった

見ているととても重そうだ一袋10キロの米袋を、二個背負っているかのようだ

だが見るのともつのでは、重さは違う本当は、もっと重いんだろうなーと思う僕であった


「じゃあ依頼主さんの所に行こうかこの甲羅を、見せれば終わったことに気がついてくれるはずだから。」


そう言って僕達は、依頼主さんの所へ向かった

コンコンと依頼主さんの家のドアを、たたく

少し待つとドアが、ガチャっと開いて依頼主さんが、出てきた

僕達の顔を見ると笑顔になり無事甲竜を、退治したんだなと安どの色を、浮かべていた


「無事依頼を、済ませましたその証拠の甲羅です。」


そう言ってさっき倒した甲竜の甲羅を、見せる

それを、見た依頼主さんは、喜びを、あらわにした


「ありがとうございますさっ甲羅を、こちらにやっと忌々しい甲竜が、居なくなった

 これでやっと安心して畑仕事できます…では少し待っててください報奨金を、持ってきますんで

 ああドアは、開けといていいですよ。」


そう言っていそいそと戸棚の中にある巾着袋を取り出して

僕らの方にやってきて巾着からお金らしい金貨を一枚取り出して

飯塚部長に渡した


「はい報奨金の金貨1枚ほんと助かったよありがとう

じゃっまた何かあったらギルドに頼むからもし運が、良かったらまた。」


「はい確かに受け取りましたそれでは、我々は、戻りますのでまた運があれば。」


そう言って依頼主の家を、後にした

それを、見てこれで依頼が終わったんだとなんだか安どの表情をした

そして僕達は、魔法陣に向かい全員が、魔法陣に乗るとエリシア先輩が、魔法を、唱えて


「………クロプトス!!」


また10秒暗くなり光が来たかと思うと元の屋敷に戻ってきたらしい

そうして屋敷に戻るとメイドさん達が待っていていてくれたらしく


「お帰りなさいませご主人様達。」


「ああ依頼は、無事終わったよ今回は、他の仲間が、来たら服に着替えて帰るからあとは、宜しくね。」



そう言うとメイドの皆さんが、「はい!!」と言って仕事に戻っていった

そうしていると街に行っていた先輩達が、帰ってきたらしく外が騒がしくなってきた

帰ってきたんだと思いながら玄関の前で立ちすくんでいた


(これが、冒険部の活動凄いやあんな怪物を、倒しちゃうなんて

 今までこんな凄い部活が、存在していたなんて知らなかった)


「ああもう帰ってきたんだなら皆そろったら服に着替えてくるか。」


そう飯塚部長飯塚部長が、言うと扉が開いて皆合流した

先輩達は、飯塚部長を、見て「売ってきました」と

小さい巾着を、見せて飯塚部長に手渡した

そうすると飯塚部長は、先輩達に


「ご苦労様今日は、このまま着替えて部室に帰ったら終了だから。」


そう答えると先輩の皆さんが、「はい!!」と言って皆動き出す

そして飯塚部長は、僕達に客間で待つように伝えると部長も階段を、上り廊下の方へ歩いて行った

早海さん以外の1年は、皆客間に行き椅子に座るそしてある一年が、こう言った


「あんなの俺たちには、無理だよなんでこの体験入部に来たんだろう。」


そう言うと他の皆もふしぶしに「確かにそうだよねー私たちにあんなの無理だよね。」や

「飯塚部長カッコいいけどこの部活は、正直無いわ。」とかだが僕は、違った

なんでそういう事を、言うのか理解できないくらいだ

正直に言うと僕の気持ちは、あのハイタッチの時からなんとなく決まっていたのだろう

入りたいと率直的な感情で入りたいと思っていたのだ



そうして5分ほど経つと先輩達が客間にやってきて飯塚部長が


「じゃ帰ろうか。」


と言って屋敷を、出たのだ

そうして元の世界に帰り服を、着替える

着替え終わると飯塚部長が、解散ぎわこう言った


「そうそう入りたい人とか居たら明日から受付してるから顧問の黒島先生か僕に渡してねじゃっ解散!!」


そう言って解散した




そして次の日




僕は、放課後急いで部室に行き飯塚部長に


「織笠実入部希望です

 宜しくお願いします!!」

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