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冒険部へようこそ  作者: 猫屋敷マチ
プロローグ1
1/9

冒険部ってなに?

君は、異世界に行ってモンスターと戦ったことあるだろうか


僕は、即答して答えられる答えは、Yesだ


まあそんなマンガやアニメみたいなの有る訳ないじゃんと言う人もいるけど僕は、実際に戦ったのだもちろん一人では、ない


仲間というか部活の同級生や先輩たちとだけど


       とうさか

そして僕の通う東坂高校には、不思議な部活が、ある…それが、冒険部

この高校は、教室の窓が、南向きの光が、入りやすい学校だ西に学校の玄関が、あり結構いい高校だったりする

               おりかさみのる

入学式が、終わって1週間が経ち僕織笠実15歳は、悩んでいた

受験で第一志望の高校になんとか入学できたのは、いいが高校の部活に入ろうか迷っていたのだ


(期限あと一週間しかないやどうしようかな文化系は、性に合わないし運動って言っても色々あるし)


僕は、至って普通の男子だ茶色いガリ勉のようなショートカットで瞳は、濃い茶色メガネこそは、掛けてないけどどう見ても勉強ばかりしてそうで友達少ないんだろうなーって目で見られる

一応中学では、バスケ部だったりするガリ勉に見えるけどスポーツの方が、少し得意だ身長だって169もある高校にも友達は、一人居る中学からの友達だけど…

 

              はやみすずか

そんな時中学で隣のクラスだった早海鈴香を、廊下で見つけて僕は、とりあえず声を、かけたのだだった


「やっ早海さんもこの高校だったんだ奇遇だね。」


名前を、知っていた理由は、彼女が、弓道中学生の部で全国優勝したからだ

もちろん下心とかそんな感じで覚えていた訳では、ないし

声を、かけたのも偶然見掛けたからだ


「あっえーっと確か中学の時隣のクラスに居た名前は…。」


まあ隣のクラスの人間だし存在だけ覚えられてるだけマシかと思う僕である

それに彼女は、中学の時結構な人気者だった綺麗な真っ黒いポニーテールで顔は、アイドル並みに可愛いし綺麗なくらい澄んで見える茶色い瞳身長は、160位か?

まあそんな彼女を、男子達が頬っておく訳がない…女子からもそれなりに人気は、あったし…僕には、遠い存在に見えてあんまり係わらなかったけど…

そして僕は、邪魔にならないように彼女を、窓側へ優先して

名前を、知られて無かったので名前を、教えた


「織笠実だよ。」


(丁度僕たちは、東側の階段近くにいるお互い教室が、端だからだ…多分…僕の方は、端の方だけど早海さんは、どうか分からないし)


僕が、そう言うと早海さんは、あっと頷いて


「そうそう織笠君だよね!!…本当偶然だね織笠君は、推薦?」


(僕のこと知ってたんだなんか意外だな…でも知り合いが、中学の時僕のクラスに居たみたいだったしまあ社交辞令的なやつかな)


こんなガリ勉風の僕にそんな事してくれるなんて優しいなー早海さんはとつい思う

それで早海さんが、僕に推薦かと聞いてきたので

それとなく僕は、彼女に多分推薦だろうと思いつつ一応聞いてみたのだ


「いや一般入試なんだ早海さんは、推薦?」


(まあ多分推薦だろうなー頭結構良さそうだし一般入試で彼女らしい人見なかったしそれに受験に緊張しててそれ所じゃなかったけど)


受験と言うものは大変だ、なんせテストがあるし問題は少し難しいが、こうやって合格できたし…だが推薦は違う、面接があるからだ面接は人によってものすごく難しいと聞く。僕は一般入試だったため面接は無いが、彼女は面接が有った。そもそも推薦はエリートみたいな人たちができる、普通の僕には関係のないことなのだ。


「うん推薦、お兄ちゃんが去年までこの学校にいて中二の時この学校を勧められて、お兄ちゃんの部活にも少しだけ参加したし、なにせその部活が面白かったから。」


やっぱり推薦なんだ早海さんの事だから推薦で当たり前だろうと思う僕だったりする

それは、頭が、良かったから必ず中学の時のテストで最低70位以内には、入っていたので推薦で入ってないとおかしいから



(…てっあれっ今部活って言ったよなそういえばここの高校弓道部ないはずじゃ……

全国大会優勝した実力なのにお兄さん勧められたからって普通行くかなぁそれにそもそも中学生が、高校生の部活に参加できるってどんな部活なんだ?

てかお兄さん居たんだあんまり関わり合いがなかったから良く分からなかった)


そこで僕は、この高校に弓道部がないのにどんな部活に参加したか知りたくなり聞いてみることにした


「この高校弓道部ないよねなんの部活に参加したの?」


どんな部活か分からないのもあれだと思い聞いてみたが文化系は、なんとなくありえなさそうアクティブなイメージがあるからだ

僕が早海さんに聞くと彼女は、なぜか笑顔になりだして


「弓道部は、偶然だよああ優勝とかじゃなくて弓道を、選んだって事がね参加した部活は冒険部って部活結構楽しいよ。」


(冒険部?…そう言えば勧誘のチラシの中にそんな部活の名前が、あったような冒険って洞窟とか森とか歩くのか?

てか冒険ってこんな都会に冒険なんかするところなんかあったっけ?)


まずこんな都会にそんな所は、ないあるとしたらネトゲの中しかないと思う

ならネトゲ部とかになってしまう地下鉄蔓延るこの都会にあるなら田舎の方じゃないか?

僕が、悩んでいると早海さんは、あっと呟いて僕の顔を見たのだ


「そうだ織笠君部活決まってる?」


と僕に少し興奮気味に聞いてきたのだ

急に彼女がそんな興奮気味に聞いてきたため少しびっくりしたが少し疑問に思った


(なぜ興奮気味に聞いてくるんだろうまあ聞かれて困るものじゃないからまっいいか)


「いや部活は、まだ決めてないんだ中学は、バスケ部だったけど補欠だったから別の部活に入ろうか迷ってるんだほら高校って部活とか強制的じゃないから。」


(バイトってのもあるけどそこまで欲しいのが、ある訳じゃないしなーだからと言って家でゴロゴロしてると何か怠けすぎだしなー)


運動もせず怠けていると中年になった時大変なことになるのは、見え見えだと僕は、思っているため怠けるのが嫌いだただでさえ普通なのに太ってしまったら余計存在感が、無くなってしまう

そう言うと早海さんは、フムフムとなぜか考えはじめて何かに気付いたのかじーっと僕を、見つめてうんと頷くと


「なら冒険部に入ってみない?」


(えっ冒険部に?)


なぜ僕を、見つめたのか分からなかったがそれよりも急に冒険部に入ってみないと言われるとビックリしてしまうその前に冒険部は、どういうことをする所なんだ?

えっ…と一瞬思ったがとりあえず聞き返さなきゃと思い


「えーとまず聞きたいんだけど冒険部って何を、する所なのあと…なんでじーっと僕を、見てたの?」


(まず冒険部が、何にをする部活なのか知らないと分からないまま入部なんてできないしそれになんで僕を、じーっと見たか知りたいしでも何で僕なんかを、誘うんだ他にいい人ならいっぱい居そうなんだけど…)


そうなぜ僕を、誘ったと言う所がキーポイントになるんだどう考えても人気者だった早海さんから誘われるなんてことは、凄い事だったりするし

普通こんなさえない普通の僕に誘うってことは、それなりにハードなんだと思う

前が、バスケだったからそれと同じくらいそれ以上のはず

早海さんがああとつぶやくとあまりにも簡単にこう言われた


「冒険するとこだよじーっと見てたのは、部長に体力ある子を、誘うんだぞって言われたからなんだまあ体力ないとちょっときついしまあ知識が、高いなら少しは別だけど…。」


(冒険ってどんな冒険するのか知りたかったんだけどなー

それに体力って山登りとかそっち系?…いやそれなら山岳部だしうーんどんな部活なんだ?)


体力ある子って言う事は、絶対ハードだ最低バスケぐらいは、決定だ

だが、運動に知識とか必要なのかは、少し疑問になってしまう戦術とか指示するために必要なんだろうな多分

僕が、色々考えていると早海さんが、明るくさっぱりとした顔で


「ああごめんごめん冒険だけじゃ分かりずらいよねそうそう明日部活に入りたい人や誘った人用の体験入部あるんだけど織笠君もどう私じゃ…説明しきれないから。」


(体験入部?…なんでそんなのが、あるんだそれだけ面倒くさい部活なのかなーそれに早海さんから誘ってもらってるのに行かないのも悪いよな)


普通なら体験入部なんて大学とかなら有りそうだけど高校で体験入部は、なんとなく珍しいと思う

僕は、少し悩みながらもせっかく誘ってくれたし断るのも悪いかなと思い行くことにしたのだ


「わかったよ明日だねたしか明日何にも用事なかったし体験入部何時から?」


(まあ暇つぶしに行ってみるのも悪くないかまだ部活決めてないし明日何かあるわけでもないしこれで決まったらそれは、それでいいし)


色々見ることで結局どの部活に入った方が、分かるから試しに行くのもいいのかもしれない

何事も体験が、重要なのかもしれない

僕が、そう早海さんに話すといたく喜んだのか


「本当?!…よかったーこれでノルマ達成できるよ部長に最低4人体験入部に来させろって言われてああ時間だよね明日学校終わってから地下の部室に全員集まったら始めるよ。」


(ノルマって部員少ないんだなーそれとも沢山居ないとダメな部活なのかなあれそういえば地下って…)


「そうなんだわかった地下って東階段の方だよねなんでそんなところでやってるの?」


(普通そんな暗いところで部活なんかするかなありえないと思うんだけど

なんせ幽霊騒ぎが昔あったって聞くしなー

まあ結局嘘だったみたいだけどそんな噂が、出るくらい不気味らしい僕は、怖くて行ってないけど)


あんなところで部活なんて幽霊騒ぎが、出た所でやるなんて普通ならおかしいだが彼女が、入っている部活なんだし幽霊は、出ないらしい嘘と言えど出ないとは、限らないからだ

聞いた途端なぜか早海さんがえっ…となぜか慌ただしくなった


「いやそのー…うーんなんて説明していいかちょっと言いづらいなー。」


僕が、説明してほしい的なのを出すと早海さんは、頭を抱えて悩みだしたなぜ悩みだしたのか疑問に思ってしまうそこで考える


(そんなに言いづらい事なのか?

ただ理由聞いてるだけなのになぜ早海さんはこうにも慌ただしくなるんだ?)


普通なら簡単に言えることなのに言いづらいとは、そんなに難しいことなんだろうか僕には、なぜか理解ができなかった

悩んだ末…早海さんは、こう言いだした


「まあ全貌は、明日の体験入部で全部分かるからそれまで待てない?…ほら当日までのお楽しみ的な。」


どうしても僕に言えないらしく明日まで待ってほしいらしい

当日までお楽しみ?

彼女は、なぜそんなに言えないんだろう考えてしまう


(なぜ僕に言えないんだ?

部活の説明なんて簡単なことなのに

…まあどうせ明日に分かるみたいだしまっいいか

無駄に聞いてもあまりかえってこなさそうだし)


「分かった明日だね言えない何か事情あるみたいだし仕方ないね。」


「本当にごめんね私じゃ説明しきれなくて…本当にごめん!!」


(僕に説明しきれないほどの事情が、あるのか…いや

単に物理的には、分かっているけど上手く説明できないだけかもしれないし

まあとりあえず明日だな

このまま聞いても何もでなさそうだし)


そして話が、終わりに近づくと昼の鐘が、鳴ったのだ


(予鈴だ、もうそんなに時間が、経ってたんだ気づかなかった

早海さん大丈夫かな?)


「あっもう次の授業始まるね私移動教室だからそろそろ行かないと。」


(僕も次の授業の準備しないと次は、たしか世界史だったな僕日本史は、いいけどだけど世界史は、苦手なんだよなーなんせ覚えるの多いし)


そう思いながらも僕は、早海さんに部室で会おうと伝える

明日になれは、すべてが分かると思うしせめて誰か連れてった方が、いいのか迷うが、とりあえず別れを、告げる


「そうだねじゃあ明日部室で。」


僕が、彼女にそう言うと彼女は、笑顔でうんじゃあ明日と言って教室に帰って行ったのだった

そして僕も教室に入って行った

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