小野田大臣は「まともに官僚の台本も読むことができない」ことから「舞台の役者」としても失格である件について
筆者:
本日は当エッセイをご覧いただきありがとうございます。
今回は https://times.abema.tv/articles/-/10254435?page=1 この記事にあるような、
6月19日のグローバル・スタートアップ・キャンパス(GSC)構想を巡って審議の際に小野田紀美担当大臣の答弁が定まらず、合計17分以上にわたり審議がストップする状況になったことについて、大臣の答弁が「官僚の操り人形」であることも含めて語っていこうと思います。
質問者:
そもそも議論されていた前提にあるGSC構想ってどういうものか分かりません……。
筆者:
GSC構想と言うのは科学技術振興機構のページによりますと、https://www.jst.go.jp/gsuc/about-gsuc/index.html
『国内外の優秀な研究者やスタートアップ、ベンチャーキャピタル(VC)、アクセラレーター、企業との連携により、我が国全体のイノベーション・エコシステムの変革を促進し、世界最高水準のイノベーション・エコシステムのハブを構築することをミッションとしています。』
とあります。
平易な言葉にするなら「国全体の研究者や企業を集めて技術革新をしよう!」という事なんだと思います。
今回の答弁で問題になったのは、そのGSCの「施設」を作る際に延床面積や土地価格が当初の予定よりも増えているために予算が増大し、その分研究に費用が回せないのではないのか? と言う問題提起でした。
しかし、小野田大臣は上記の質問に対して「台本」が用意されていたにも関わらず、上手く答えられず、質問をした長妻氏から「事前に聞いていた答弁と違う」という発言が飛び出したほどの事態になり、速記が15分中断と言う異常な光景となりました。
その間、官僚7人に小野田大臣は囲まれて「レクチャー」を受けて答えたという事です。
質問者:
……研究内容について議論されているわけじゃなくて、施設の面積や土地の金額について議論になっているというところが不毛さしか感じませんね。
筆者:
そうなんですよね(笑)。こんな有様だから「箱もの政治」とか言われちゃうんですよ。
質問者:
それより、小野田さんはどうしてこんなに答弁に詰まってしまったんでしょうか?
筆者:
こればかりは当事者しか分からないことですけど、
説の一つとしては「不都合な真実」を隠そうとしたことでしょうね。
東京都目黒区の土地代だけで600億円、床面積で現状は3万2800平方メートル以下という事のようですがと言うとんでもない面積なわけです。 ※ちなみによく言われる東京ドームが4万6千平方メートル。
技術研究してそのまま工場で生産まで始めちゃうのか? っていうぐらい広いです。
と言うかむしろそれぐらいやってくれないとこれだけの広さを都心に構える意味が分かりません。
広さだけなら田舎の土地を活用してくれればいいわけですからね。
これまた莫大な利権が後ろについていると思われても仕方ないです。
質問者:
確かに、わざわざ都心にやる意味が不明ですよね……。
地方に国の機関の施設を移すんじゃなかったのか……? って言いたくなりますね。
筆者:
本当にその指摘の通りだと思います。
2つ目の可能性として小野田大臣の「政治家としての適格性」に疑問が生じるというものです。
本来、官僚が用意してくれるペーパーを政府と質問者がそのまま読み合うだけのいわば「儀式」や「劇」をしていると言っても過言では無いのが国会の答弁なわけですが、
それすらまともに受け答えすることが出来ない可能性があるという事です。
質問者:
小野田さんはまだ43歳で当選回数も参議院2回と少ないのにもう大臣ですからね。
筆者:
強い口調で外国人問題について断言される――いわば「高市総理の若いバージョン」として保守派からは現状では評価されている形ではあります。
ゆくゆくは小泉進次郎氏の次ぐらいの総理大臣の椅子も狙えるのではないか? とも思います。
しかし実情はその官僚の作文も読めず、「舞台の役者」としても不足している可能性が高いということです。
ちなみに委員会での答弁だったために答える政府側で戸惑っても質問側の質問時間は減りませんけど、 党首討論(国家基本政策委員会の合同審査会)における野党の持ち時間は、全体で原則45分間で首相の答弁時間も含めて野党各党が質問を行うため、このような有様では「党首討論すらまともにこなせない」可能性があるという事です。
◇そもそも官僚の作った文章を読み上げる「国会の答弁」に意味はあるのか?
質問者:
確かに、強い言葉で言い切ると期待値が上がりますけど、こういった答弁で実力が分かりますよね……。
ですが、キチンと文章を読めたとして、「官僚の作った答弁書を読むだけ」の国会なんて存在している意味があるんですか?
筆者:
そう思われても仕方ないですよね。
一般人の感覚からしたら「政治家の生の声」を聞きたいのであり、「官僚が作った劇」を見たいわけじゃないですからね。
不満に思っても仕方のないことだと思います。
ただ、政府側からしてみると「日本国の見解」ともなるために迂闊に発言することは出来ないわけです
「質問の事前通告」や「官僚の答弁書」というシステムが迂闊な答えによって国内外に悪い影響を与えないための「安全弁」みたいなことになっているんです。
※だからこそ、官僚の答弁書に無かった高市総理の去年の”台湾が存立危機事態になりうる”と言うのが答弁に無かったことは問題になりました。
ただ、紙に目を落として読み上げている――その様子は良い印象を与えていないことも事実ですし、「政治家自身の言葉ではない」という事も事実でしょう。
質問者:
リスク回避のためと言うのは分からなくは無いですけど、よっぽど酷い方でもない限り、政治家としての質を推し量ることは出来ないですよね?
仮に「政治家の声」が聞こえないのであれば、新聞にでも掲載して国会でやる費用を削減した方が良い気もします……。
筆者:
それは非常にもっともな意見だと思いますね。
日本は官僚が動かしている「官僚国家だ」そう揶揄されることもあると思います。
ただ、国会の質疑と同等のものとして「質問主意書」と言うものがあります。
この制度は本会議や委員会での質問時間は原則として所属する会派の議員数に比例して決まるために、少数会派の議員や会派に属しない議員にとっては必ずしも十分な質疑時間が確保できない場合があるための救済措置として存在しています。
あまり有名では無いですし注目もされませんがこの返答についてもキチンと閣議決定を経て「政府の公式見解」として世に出されます。
https://www.sangiin.go.jp/japanese/aramashi/keyword/situmon.html
しかし、マスコミは記事にする義務は特にないので全く注目されないものも多いです。
質問主意書も「官僚が作成した台本」に基づいていると思うんですけど、
「世間の注目度」からしたら国会で答弁していることは認知度の意味では大きいと思うんです。
そのために議席のある党からすると質問主意書には「2軍の質問」を置いている可能性が高いと思います。
質問者:
確かに質問主意書だなんてどんなやり取りがされているだなんて知りませんね……。
国会の答弁は周知や認知度を上げるためにやっている――何から何までパフォーマンスという事ですか……。
筆者:
何だかんだで文章としてこうやって読ませることには読解能力も必要ですし、隙間時間では中々やりにくいです。
一方で映像で音声を伴って行うとインパクトがありますし、見ている側としても読んでいるよりも「納得感」みたいなものが出てくるという事です。
また、YOUTUBEでの答弁の映像も「音だけを聞く」みたいなことも出来ますしね。
質問者:
何というかある意味、「文章を読めない人向けの茶番」が繰り広げられているという事ですか……。
筆者:
全くその答えている側の政治家の意向が反映されていないとも思いませんけどね。
ただ「政治家のアピールの場」として見えにくいのは政治家にとっても国民にとってもマイナスだなとは思いますね。
今、官僚による答弁作成がAIにより省人化されるかもしれないと言う話があります、
https://www.tokyo-np.co.jp/article/492699
AIや映像技術が発達すれば政府公認で「大臣が答えた風」に質問主意書の回答を読み上げる――そう言ったことも可能かもしれませんね。
例えば今も小池都知事は「AI小池百合子」が返答すると言った方法を取っていますが、それを質問主意書バージョンでもうちょっと現実の人間が答えているような感じでやると言った感じです。
質問者:
筆者:
現時点で政治家は経団連や宗教団体、外国勢力など自民党は「何かしらの操り人形」の様相ですからね。
分かりにくい状況から分かりやすい状況に変化するだけですから良いんじゃないかなと思いますね。
現状のままでは政治が良くなる兆しが無いので国民の側から気づいていくしか無いと思います。
国民側が外国人問題を提起したから政治家が動く――と言った状態ですからね。
どこがどう異常であるかについてその都度指摘していくことが大事なのかなと思います。




