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それから三カ月。どうやら犯人が見つかったらしい。

奥様はご主人であるジルのお父様に頼んですべて調査されたらしく、初日に一緒に来ていた侍女が犯人だった。

あの時スカートを破いておいてよかった。

かなり前から奥様に仕えていた侍女だったようで、奥様はショックを受けられていたとマーガレット先生は言っていた。


マーガレット先生の解毒剤のおかげで奥様はかなり元気になり、髪に艶がでてきた。

ジルにいたっては、歩くどころか最近は一緒に走り回れるようになって、水曜日はミシェルとオーロラと一緒に街を駆けまわり遊ぶようにまで回復した。もちろん護衛騎士は後ろからついてきていたが……。筋肉もついてきたようで、これから鍛えて、剣士になるのだと言っている。



「なんだよ!俺が先に見つけたんだぞ」


夏になったので今日は虫取りだ。

どうやらジルは虫を間近で見るのは初めてらしく興味津々である。


相変わらずミシェルはジルにタメ口で話すので三人で遊ぶとオーロラはハラハラしっぱなしだ。


「ミシェル!ジルの方がお兄さんなのよ。もう少し……」


ジルがいいというので、様はつけないようになった。それでも年上のしかも高位貴族なのだ。

もうちょっと敬意を払ってほしいものだ。


「だってチビだもん」


「うるさいな!これから大きくなるんだ」


仲がいいのやら悪いのやら……。


そんなこんなでとにかく毎日三人で遊んでいたのだが、ある時高熱の出る風邪が流行し、見事にジルとミシェルはその餌食になってしまった。

ちなみにオーロラは病気にはならない。

自分の中に入って来たウイルスや菌を殺せるからだ。

入ってくると同時に違和感を感じるためすぐに対処可能だ。

前世を思い出したおかげだ。


ミシェルは一日ほどで回復したが、ジルはもともと毒に冒されており身体がまだ万全に回復していなかったこともあるのかなかなか熱がひかず、三日間ずっと四十度越えの熱が続いていると聞いてオーロラは意を決してジルの屋敷に出かけて行った。

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