表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
傲慢な英雄の書  作者: ヴェルク・メイカー
29/61

Part29 ゴブリン大討伐 ・ ヴェルミリア & セドリック vs ゴブリン・キング 2

聖剣解放(せいけんかいほう)


それは『剣聖(けんせい)』と言う上位スキルを持つ者にしか扱うことができない技能。


聖剣(せいけん)』の真の力を引き出す技能である。


-------------


()()も全力で行くよ。『聖剣解放(せいけんかいほう)』」


セドリックが技能を発動したと同時にセドリックの持っていた『聖剣(せいけん):アウリエル』の輝きが増す。


いや、『聖剣(せいけん)』自体が大きくなってゆく。


「『聖剣(せいけん):アウリエル』の真の力は再生。剣身が大きくなることはオマケなんだよね。でも、効果時間は10分しかないから──10分以内に倒すよ、ヴェルミリア」


「無論!」


ヴェルミリアは返事と同時に駆け出していた。


「『飛翔斬(ひしょうざん)』」


セドリックがその後を追従し、横薙ぎの『飛翔斬(ひしょうざん)』を放つ。


それと同時にヴェルミリアは跳躍しセドリックの『飛翔斬(ひしょうざん)』との同時攻撃を狙う。


「ぐぎゃ」


ゴブリン・キングはヴェルミリアの血の針がよほど痛かったのか、ヴェルミリアの攻撃を回避し、セドリックの『飛翔斬(ひしょうざん)』を受ける。


ゴブリン・キングは『飛翔斬(ひしょうざん)』の衝撃を物ともせずに、ヴェルミリアへ攻撃を開始する。


「こい!『操血系統纏系魔術(ブラッドオーラ)』」


ヴェルミリアの髪が鮮やかな紅色に染まり、ゴブリン・キングを迎撃する準備をする。


ゴブリン・キングはセドリックにしたように『魔術拳(まじゅつけん)』を乗せた『瞬撃(しゅんげき)』で攻撃する。


しかし、ヴェルミリアはすんでのところで避けながら、血のガントレットでゴブリン・キングの肌に触れ、極小の針を埋め込んでいく。


()()も混ぜとよ。『(かぶと)()り』」


セドリックはヴェルミリアの左腕ごとゴブリン・キングの右腕に『(かぶと)()り』で切りつける。


ゴブリン・キングの右腕にやはり薄く、しかし、初めよりは深く切り傷をつける。


「いいぞ!セドリック!『操血系統創造系魔術(ブラッドニードル)』」


さらにセドリックに切り裂かれたヴェルミリアの左腕から出た血を使い、ゴブリン・キングに『操血系統創造系魔術(ブラッドニードル)』で極小の針を埋め込んでいく。


追い詰められるゴブリン・キングは己の腕が動かしにくくなってきているのに気付く。


ゴブリン・キングの腕に埋め込まれた極小の針によって腕の動きが痛みとともに阻害されているのだ。


「ぐぅぅるぁあぁぁぁ!!」


突如ゴブリン・キングが吠える。


「なんだ⁉︎」


ゴブリン・キングがヴェルミリアに『一撃(いちげき)』で攻撃する。


咄嗟にヴェルミリアは右腕で殴り相殺しようとするが、


「なにぃ⁉︎」


ヴェルミリアの右腕がその血ごと弾け飛ぶ。


「あれはおそらく『王拳化(おうけんか)』だ!『拳王(けんおう)』のスキルLvからして効果時間はおそらく2分!この時間を耐え切れば勝てる」


セドリックが声を張り、ヴェルミリアに説明する。


「いや、勝つなら2分以内だ、セドリック。それとも怖気付いたか?」


セドリックを鼻で笑うように言うヴェルミリア。


「勝算は?」


「小さい攻撃なら後2、3発ってとこだ」


「当てられるか?」


「当然だ」


()()が注意を惹きつける。その間に攻撃してくれよ?」


「まかせろ」


セドリックとヴェルミリアが会話している瞬間にもゴブリン・キングの攻撃は激しくなってゆく。


ゴブリン・キングは『魔術拳(まじゅつけん)』によって魔力の乗った『真空打(しんくうだ)』を連打しており、実質的に魔術で制圧しているようなものである。


しかし、


「効いているけど、効かないよ!」


セドリックがヴェルミリアの前に出て『聖剣(せいけん):アウリエル』で防御する。


被弾してしまうこともあるが、『聖剣解放(せいけんかいほう)』した『聖剣:アウリエル』の再生により、回復してはまた防御に徹する。


「後で血を分けてくれよ!『操血系統球系魔術(ブラッドボール)』」


ヴェルミリアがセドリックの方に右手を置きながら左腕と右足を千切り、巨大な『操血系統球系魔術(ブラッドボール)』に変換して、ゴブリン・キングに向けて放つ。


ゴブリン・キングの『真空打(しんくうだ)』によって一部消し飛ばされるが、大量の血を消し去ることはできず、ゴブリン・キングは大量の血を浴びる。


「『操血系統創造系魔術(ブラッドニードル)』」


「グギャァアァァァアァァ!!」


全身に極小の針にが埋め込まれた痛みにより、ゴブリン・キングは絶叫する。


「これで終わりだ。『操血系統創造系魔術(ブラッドバースト)』」


操血系統創造系魔術(ブラッドバースト)』によってゴブリン・キングに埋め込まれていた極小の血の針が爆発する。


「やはり、爆発の衝撃はいなせんようだな」


やがて全身に埋め込まれた極小の血の針の爆発の衝撃によってゴブリン・キングの体は四散したのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ