98話 弓使いの試練
私たちはダークエルフの里に向かうことにした、移動手段はもちろん徒歩だ。
「馬車とかないのかなぁ」
馬車ね……帰ったらルナに馬二頭を飼っていいかと頼み込まないとね……
「みてみて、白羽の矢だよ~」
ケーラさんが頭に白羽の矢を突き立てていた。
「それって、矢の先、吸盤だよね」
「そうそう、私はハゲてないから兜に引っ付けてる」
さらっとハゲいじりをし、私たちはダークエルフの里に着いた。
「人気が無いけど、どうしたの?」
私はクイネルにこんなことを聞いた。
「うーん、昼寝をしてるのかなぁ?」
そう言ってクイネルは門を開けた。
「開けたら閉めてね、外敵が入ってきたら困る」
そして私はクイネルさんの道案内で村長のもとに連れてこられた。
「おじゃま~」
「邪魔するなら帰れ」
「なら帰るよ」
「ちょっとまて、転生者からそのノリで会話してみろと言われたが……こんなことになるとは……」
そう言えば、元居た世界で関西圏の人はそんなことを言うんだっけ……
「それで、何を聞きに来たんだ、クイネル」
「村長!この人がちょっとすごい能力に目覚めてね、ハイパーウルトラシナジースゴイのよ」
「何言ってるのかがわからないぞ、クイネル、もっと砕いて話しなさい」
「なんかすごい」
「それは砕きすぎだ、要するに矢に関する能力なんだな」
「そうです」
「ほぉ……なら、わしと勝負するか」
そして村長VS私のエキシビジョンマッチになった、こんな展開は望んていないんだけどな。
「じゃ、行くぞ!」
村長の弓は青白く光っていた、クイネルと同じ弓だが、あっちの方が一級品かもな。
「これは躱せるか!」
目の前から飛んでくるのは5本の矢避けてもどこかに当たるか……なら……
「時よ止まれ!」
私は時を止めた、ちょっとせこいけど、勝つためなんだ。
「そして時は再始動する」
村長の目から見たら瞬間移動したかのように見えたのだろう。
「何……」
「なら、私の方も行きますよ」
再度時を止め、村長に矢を何十発も放った、だが先はスポンジの物だ、本物の矢じりだと、殺しかねないからね。
「グオアァァァァッ!!!」
放った矢は村長に当たりまくった。
「これでわかりましたか?力の差が」
その時、周りからヤジが聞こえてきた。
「舐めやがって!部外者が!」
そりゃそうだよね、私たちは外から来たのだ。
「なら、俺と戦うか?」
出てきた青年は弓を持っていた、いいじゃんか。
「クイネル、村長を一旦外に出して、私はこの人と戦う」
「いいの?」
「ああ、よろしく頼む」
そうして私は弓を引いた。
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