96話 のんびり暮らすつもりが
私はホッカホカな体で外に出た、そこにはリチャードさんがいた。
「湯気が出ているが、風呂から上がったばかりなのか」
「そうだよ、それで、何の用事よ」
「単刀直入に言う、リーリッヒ神という名、知っているであろう」
「そうだね、あなたが元居た国ではそんな神を崇めていたね」
「だがな、我は崇めていなかった、我はスーデ神という物を崇拝している、つまり我は異教徒、下の者は我を排除しようと考えていた」
「スーデ神って、どなた?」
「ああ、その話はまだだったな、生と死を司る神だ」
「生と死を司るのね……どこにいるの?」
「馬鹿者が、神はこの地上にはいないんだ」
「へぇ、いないんだ、ならそこにいる知らない人は?」
私は後ろに指をさした、そこには明らかにこの地の服装ではない人がいた。
「なっ……」
リチャードさんはその人に跪いた。
「リチャード、お前に忠告だ、リーリッヒ神には気を付けるんだ、それにそこの青二才、お前はあの吸血鬼と同じ匂いがする、こいつについて行ってやれ」
その声は私たちを心配しての事だった。
「はい、わかりました……」
「私、穏便に過ごしたいんですけど」
「……時間はない、黒いローブの集団を殺せ、いいな」
そうしてその人は消えていった。
「……何言ってんだ!!!」
「えっ、何を?」
「あの方はスーデ神なんだぞ!?」
「へぇ……そうなんだぁ」
「まぁいい、見かけ次第、ぶっ潰してくれ」
そうしてリチャードさんは森の中に消えていった。
「……あの人、綺麗だったなぁ」
私はそんなことを思い、弓の手入れをした。
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