90話 節約術
帰宅の途中、結晶のような魔物が道の真ん中にいた。
「本当にこの魔物は不思議だね……」
私はそっと結晶の魔物を抱えた。
「何だろうね……このごつごつとした物質は……時よ止まれ」
私は時を止め、矢をを四方八方に放った。
「そして時は動き出す」
矢は時が動き出したと同時に結晶の魔物に突き刺さると思った。だが矢を弾いた。
「なっ……」
その結晶の魔物は私に向かって突進してきた。そりゃ近くにいたらそうなるよね。
「ヘケッ……」
「イチカぁぁ!!!」
「まぁ、大丈夫なんだけどね」
私はクイネルさんを抱え、逃げた。
「逃げるが勝ちダァァァ!!!!」
そして逃げ切った、何なんだよあいつは……
「なんだったんだろうね、あの魔物は」
「わからないねぇ……」
そして私はちょっとだけ血を吐いた、汚れたからちょっと風呂にでも入ってくるか……
「さてと、一人で風呂なんて、最高だね」
私は風呂の扉を開けた、するとそこにはメラニーさんがいた。
「あらぁ~」
「なんでメラニーさんがいるのよ」
「いいじゃないのよ、イカ臭いのが取れるから、ちなみに風呂代が馬鹿にならないから城には風呂が無いのよ」
「あー、サキュバスだからね」
「そうそう、ほら、隣に来なよ」
私はメラニーさんの隣に座った。
「そういえば、私の城の周りに半透明な魔物が現れるんだけど、何か知ってる?」
「幽霊じゃないの?」
「いいや、攻撃は通じるんだけど、効いてる感じはないんだよね」
「多分それ結晶の魔物じゃないの?」
「結晶ね……売ったら金になるのかな」
「金にはならないかもね」




