80話 無理をしたからだ
(さて、部屋の外に出たのはいいが、そのドアにも窓ガラスはある、割って飛び出してくるだろう。さて、どうする!?)
私は時止めを解除し、ルナの足を持った。
「ヘッ!?」
「ホームランッッ!!!」
私はとっさにルナを振った、ちょうど窓ガラスブレイカーにぶち当たった。
「ゴアァァァァ」
物凄く痛そうだなーと思いつつ、ルナはくたびれた。
「やべぇ……無理をしたか」
とっさに動いたからなのか、体が思った通りに動かない。
「……まさかアレを食らって生きてるなんてね」
ぶっ飛ばした奴が奥からやってきた。
「どうせ、私をあの時、殺し損ねたから、来たんだろう、いいさ、死ぬ覚悟なんて、できてるさ」
その時、目の前の人がこんなことを言いよった。
「その体、無理をしたから、毒の周りが速くなった」
「やっぱりあいつか……」
「でも、あの行動、主にふさわしい」
「……ほぇ?」
私はその時、間抜けな顔になった。
「あの場所に来るなんて、ダンジョン攻略しに来た、だよね?」
「いいや、鉄を掘りに来たんだ」
それを聞いた奴、多分エルフだな、その顔は物凄く間抜けだった、私と比べたら私には勝てないけどね。
「あれ、でも強いんだよね」
「いいや、とっさに動いたから」
「……わが主よ、契約してよ」
「なんか無理やりそっちの路線に乗っけるなよ」
その時、おでこをくっつけられた。そしてそのエルフは光りになって消え、私の体の中に入っていった。
「あれ、どこに行ったの?」
その時、どこからともなく声が聞こえてきた。
「召喚をして」
「召喚って、こう?」
私は手のひらを突き出した。
「ひょ~」
そして出てきた、どういうことなんだ……
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