78話 ゴーレム
私たちはカバンを装備して鉱山に入っていった、前とは内装ががらりと変わっていて、まるで地図が意味をなさなかった。
「地図ぅ~」
「私はあっちで鉄を掘りに行ってくる、イチカは私の反対側の道で鉄を掘っていって」
「分かったよ」
そして二手に分かれ、鉄を採掘することにした、二人いれば作業効率二倍ってか、喧しい。
「しかし、ここって、広いのね……」
私がたどり着いたのは大広間だった、壁にはものすごい数のモンスターがいる気がするけど。
「は……はろ~」
その言葉を皮切りに、モンスターが私めがけて突撃してきた。
「おっと、こっちに来るのね」
私は腰にぶら下げていたチェーンを持った。
「これ、本当に使えるのよね?」
私はハンマー投げみたいにぶん回した、すると不思議なほど、手になじんだ。
「なじむな……この武器」
そして攻撃が当たるたびに、何か力が入るようになってきた。
「……イタッ」
足に矢が刺さっていた、そして暗闇の中で何者かが素早い動きでその場を去った。
「……やっぱり、痛いなぁ……」
足に弓なんて、一生に一度受けるか受けないか……って、向こうの世界だと、そもそも受けないのよね。
「って、次は岩……ゴーレムか」
あいにくだが、矢に神経毒が塗られているのか知らないが、両足が痺れて動かない。
(どうする……!)
そこで問題だ。今の答えは4つ……① チェーンを使って剣を突き刺しながら回避をする ②宇宙一可愛い私が打開策を閃く ③ エマさんが助けに来てくれる ④ そのまま岩に潰される。現実は非情で無情である。 選べるのはこの4つだけだ……
「うおりゃぁぁぁ!!!」
私は①を選んだ、チェーンを地面に刺し、刺した地点までゴロゴロと動いた、だがどうやってこの剣を抜こうか
(あ、これ詰んだ)
④……答えは④しかなかったのである。
「ひぃぃぃ」
そう情けない声を出したが、今更頭を働かせたら、時を止めれるじゃないの。
「時よ止まれ!……って、これからどうしたものか」
私はチェーンを置いたまま、転がった。ゴーレムは元居た場所に拳を叩きこんだ。
「ひぃぃぃ~」
その時、壁が壊れ、エマさんがあの刀を持っていた。
「大丈夫かってうおおおおおお!?!?足に矢が刺さってるぅぅ!?!?」
「その前に、助けてよ」
本当の答えは③番だった。
「この刀の力、見せてもらうよ!」
そしてエマさんはゴーレムを一刀両断した。
「大丈夫だったか?」
「死ぬところだった……」
「まぁまぁ、でもゴーレムが出てくるのね、前まで出てこなかったのに、この矢は誰にやられたんだ?」
「知らないんだよね……」
「でも魔力が込められた形跡があるし、ちょっと調べないとね」
そしてエマさんは私を抱え、鉱山の外に出た。
「このまま家まで飛ぶよ!」
「飛ぶって、何を?」
後ろから音が鳴った、なった正体を見ると、丸い何かだった。
「れっつ~~ゴー!」
爆発したが、ぶっ飛ぶだけで済んだ。
「ギャァァァァ!!!!」
ジェットコースターぐらい危険だな……いや、コレの方が危険か……
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