77話 一級品の剣
家の中にいるとき、外から知らない人の声がしてきた、聞き耳を立てることにした。
「どうしたんだ?アポロちゃん」
「この大剣とルシアのダガーナイフ、修理って必要?」
「まだ刃こぼれしてないけどね、多分まだまだ使えるよ」
「あなたの作った剣、本当に刃こぼれしないのね」
「そりゃ、売ってるのは鉄を鍛えてないからね、私のは鍛えてるんだ」
「鉄を鍛えるか……頭の悪い私たちには分からないからね……」
「生産業をしてないと分からないからね、仕方ないよ、じゃーねー」
そして一つの足跡が聞こえなくなった時、私は外に出た。
「ねぇ、誰と話してたの?」
「アポロっていう人、幼いけど強いんだよね、私もその年齢で強ければ……いいや、何でもないんだ」
「どうした自問自答をして」
「何でもないんだって、ほら、これを見てくれ」
見せられたものは剣は鉄の光沢があった。
「これはまだ鍛えていない鉄、これだと魔物を100体ぐらい倒しただけで刃こぼれしちゃうんだ、あの話を聞いてたなら分かるだろうけど、鉄を鍛えるのは、さっきの刀を作るみたいなやつだ」
そう言いつつ、剣の柄を外し、刃を炉の中に投げ入れた。
「鉄板の型に流し込んで、それから剣の形に整える、そしたら剣の耐久地が段違いに強くなるんだ」
そして鉄板の型に鉄を流し込んだ、
「これを冷まして……おいしょぉ!」
鉄板を重ね、それをハンマーで叩いて行った。
「これを三回やって、剣の形に整えていくんだ」
「本当の鍛冶師だね……」
「ふん」
そしていろいろと工程を済ませていった、そして出来上がりは……美しいほどに綺麗な剣が出来上がった。
「やっぱり鍛冶は楽しいな」
エマさんはその剣を見ながらこうつぶやいた。
「じゃ、私は家に戻っておくね」
「まって、一緒に鉱山に行こ」
甘く言われた、グゥゥ!!!
(あかん、かわいく言われたんだったら行かないと……)
そして私は強引に鉱山に連行されていった。




